経費を使わないバーター取引により売上をあげる!
売上をあげるための経費が実は利益を食い尽くしていないか?
会社の経費がダブつくと利益は失われます。
経費とは売上を上げるため必要な費用です。
その売上がきちんとあがっているか測定する必要があります\(◎o◎)/!
今回の経営のヒントは「2022/6/15逆境を「飛躍」に変えるマーケティング戦略 (原著)ジェイ・エイブラハム」です。
逆境を「飛躍」に変えるマーケティング戦略 | ジェイ・エイブラハム, 石原薫 |本 | 通販 | Amazon
外的要因ばかりのせいにしていては企業の明日はない。
今こそ自社の置かれている状況を認識し逆境を「飛躍」に変えていきましょう\(゜ロ\)(/ロ゜)/
前回までの記事参照
令和不況こそピンチをチャンスに変える! | 岩﨑税理士事務所 (tax-iwasaki.jp)
ビジネスの最適化により良いレバレッジを手に入れよう! | 岩﨑税理士事務所 (tax-iwasaki.jp)
世の中にある無数の資産を使えることを創造する力! | 岩﨑税理士事務所 (tax-iwasaki.jp)
中小企業の経営に戦略的な仕組みを! | 岩﨑税理士事務所 (tax-iwasaki.jp)
戦略のない経営から戦略のある経営へ | 岩﨑税理士事務所 (tax-iwasaki.jp)
経費が利益を食い尽くして行き詰まっていないか?
ビジネスが行き詰まる9つの原因の5つ目。
売上が不足し始めるとやっと経費削減に走る企業は多いと思います。
しかし日常から使った経費がきちんと売上を得るための「生き金」になっているか検証する必要があります。
知っての通り、売上-経費=利益です。この構造を知らないと利益は気が付けばなくなっていきます。
おそらくマーケティングの費用対効果(ROI、Return on Investment)を測定していないことが大きな「穴」の1つだろう。
本書よりP129
全体的な事業の見通しに即してROIの測定期間を調節すること。なぜなら、業績が急激に落ち込んでいたら、以前のような事業運営はできないのだから。
本書よりP129
最後に、資金繰りが苦しいときに営業やマーケティング費用を減らしたい誘惑に駆られても、実際にはその逆をすることで身を守ることができる。
本書よりP129
投資したお金がきちんと回収できているか、ROIを重視した経営をすべきだ\(◎o◎)/!
これにより何が儲かったのか、儲かってないのか一目瞭然。事業に対して投資をする経営者がこの周辺の知識がないことは痛いとしか言いようがない。会計で言うと部門別会計の導入や、管理会計も視野に入れるべきです。
しかし事業において、この経費での売上は赤字だが他の事業で黒字がでるということもビジネスではいくらでもあります。相対的に儲かっているのか長期的に経費を追うことも重要です。
事業が行き詰ったり、落ち込んだりしているときには、投資した額に対していくら返ってくるのか、あらゆる活動を分析することが一層重要になってくる。
本書よりP131
あなたがすることはすべて、単なる経費としてではなく、投資またはプロフィットセンターとして測定する。事業の成長と持続を念頭にあらゆる活動を評価し続ければ、ダウンサイジングやアウトソーシングをしなくても、投資してきた強みを活かす能力が身につく。
経営者は、事業に投資する知識と見識を身に付けなければいけません\(゜ロ\)(/ロ゜)/
ROIを向上させるダイナミックな取引
ジェイのビジネスのやり方、考え方の奥深さを考える一助が本書にあります。
その一つがバーター取引(物々交換)です。
下記がバーター取引の事例です。
・バーターの相手が金券を使わないで終わる場合がある
ホテルが1,250万円分の宿泊券とテレビとラジオのCM枠を交換。
- バーター取引で得たものを現金化する
クライスラー自動車192台とテレビ局のCM枠を交換。従業員に3割引きで売却、45台を5,000万円相当のテレビ送信機と交換。
最終的に400億円で売却。
本書よりP132~137
バーター取引では、実際にお金が動かないが収益と費用が同時に立つため税務処理は注意が必要です・・・ね(*´ω`*)
他にも戦略的アライアンスがあります。
戦略的アライアンスを築き(私はこれを「提携なくば死」の戦略と呼んでいる)、ビジネスの可能性を劇的に拡大し強化することにより、時代遅れのパートナーシップの概念に一ひねり加えている。
本書よりP140
他にもパッケージ販売があります。
私は、コモディティ化した商品をそれだけでは決して売らない。むしろ、必ず有形か無形の要素を加えて独自なもの、他と比較できないものにする。商品をパッケージで提供すれば、その知覚価値を高め、卓越の戦略を最大限に活かすことができる
本書よりP142
ジェイ、曰く発想豊かに、楽しんでやってほしい。なぜなら、キャッシュフローをものにして初めて本当の楽しみがやってくるからだ。(本書よりP144)
ビジネスがとっても楽しくなってきた(*´ω`*)
あとがき
経費は生かしてこそ、売上があがる。
お金がなければ別のやり方で売上を上げる方法はいくつあります。
要は頭を使えということですね。それも楽しんでこそ、豊かな発想を身に付けましょう!
アイデアの神様よ!アイデアをおくれやす\(゜ロ\)(/ロ゜)/
次回へ続く~!