PayPayがキャズムを超えるとき?
自社の商品・サービスが顧客に届かない大きな穴がある(゚д゚)!
ハイテクマーケティングだけ有効と思われますが、実は既存の商品・サービスでも十分ありえる。
自社の商品・サービスを興味のない人にまで何とかわかってもらう方法はないのか??
今回の経営のヒントは「2002/1/23 キャズム (著)ジェフリー・ムーア」です。
「あなたは、いつ電気自動車を買いますか?」\(゜ロ\)(/ロ゜)/
キャズム | ジェフリー・ムーア, 川又 政治 |本 | 通販 | Amazon
あなたは、いつ電気自動車を買いますか?
さて、いつ電気自動車を買いましょうかww
本書はマーケティングの本です。それもハイテク関連の商品です。
20年間前に書かれていますので対象となるのがソフトウェアであったりパソコンであったりと、その当時の最新IT機器っぽいのがイメージですね(゚д゚)!
初期にでた革新的な商品やサービスは、やはり万人受けしません。
現在で言うと「テスラいつ買いますか?」や「chatGPTを月額で利用料払いましょう」って感じですかね。
本書では最初に飛びつく人たちを
イノベーター(革新者)・・・新しいテクノジーが大好きな人たち
アーリー・アドプター・・・新たなテクノロジーの利点を検討し、活用する人々
アーリー・マジョリティー・・・他社(他者)が導入した商品・サービス情報を集め確認してから買う人々。実利主義者。
レイト・マジョリティー・・・商品・サービスが業界標準になるのを待ち続け、実績のある大企業から購入したい人々
ラガード・・・ハイテク製品にまったく興味がない人々。他の製品に組み込まれてるときに使うぐらい。
アーリーアドプターとアーリーマジョリティーの間には、大きな穴があります。それを「キャズム」と言っています。
ハイテク製品を理解し使いこなそうとする人々と、それがきちんと世に出て問題がないかを見極める人々の間には、大きな穴があります。この穴をクリアしないとレイトマジョリティーを超えられません。
PayPayもキャズムを超えた?
電子マネーや仮想通貨、今では当たり前ですが数年前までは、アーリーアドプターで止まっています。PayPayやビットコインなど最初は誰も持っていません。
PayPayはすごかったですね。一気に店舗に広まりましたもんね。全国民が持つぐらいの代表する電子マネーになりました。アーリーアドプターとレイトマジョリティーの間のキャズムもあっという間に超えました。
市場を制覇したPayPayは早速、自社のクレジットカードから入金できませんということを発表し炎上していましたね・・・"(-""-)"
商品・サービスが広がるためにレイトマジョリティー(実利主義者)に使ってもらえないと世の中のスタンダードになれないことがよくわかります。
キャズムを超えるあたってもっとも大切なのは、この時期に全社一丸となることだ。キャズムを超えるのにマーケティングの達人はいらない。むしろ、関係者全員が情報を共有し、たがいに進む方向を理解しあっていることが重要である。キャズムを超えるのに人目を引くような大盤振る舞いは不要である。
本書よP8
マーケティングは全社一丸となってやる、、、うわーーー大事すぎる一言(´;ω;`)ウゥゥ
あとがき
企業の商品・サービスを購入してくれる人々の分類がこの「キャズム」は書いてあります。
実利主義者に商品・サービスが届くようにマーケティング戦略を考え直す\(゜ロ\)(/ロ゜)/