組織文化に影響を与えるのはだれ?

最近、巷で話題の「ビッグモーター」。

社長と副社長は経営の責任を取り辞任。異常な人事の状態化、顧客の車の修理を利用した保険会社への不正請求、街路樹の枯れ死などあるわ、あるわ・・・Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

今回の事件の調査をした弁護士たちが提出した報告書には、「経営陣に盲従し、忖度する歪な企業風土」と表現されています。

企業の社風は、企業の経営にまで影響を与えます。

今回の経営のヒントは「2018/5/11 “社風”の正体 (著)植村 修一」です。

どうしてこうなってしまったんだろう??そんなヒントが満載の本書を読み勉強致しましょう~\(゜ロ\)(/ロ゜)/

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社風の正体

企業経営にかなりの影響を与える「企業文化」。

文化や社風や風土といった企業が創業されて築きあげられた歴史でもあります。

本書では、「企業文化」を広義に捉えています。

企業には歴史があり、企業には文化があります。

上記のビッグモーターの異質な文化は報告書や報道によると「ロイヤルファミリー」と呼ばれる副社長を筆頭とした経営幹部が影響を与えたようですね・・・\(◎o◎)/!

企業文化は、経営者や経営管理者の行動規範により優れた組織文化を生みます。ドラッカーの「ドラッカー名著集2 現代の経営」にも組織文化について詳しく記載されています。

エドガー・シャイン先生の文化についても本書では紹介されています・・・

(企業文化とは)「グループが対外的課題をこなし、内部の人間関係に対処する中で獲得してきた、集団内で共有された暗黙の仮定」

本書よりP17

(文化の3つのレベル)

文化(人工物)・・・目に見える組織構造および手順

標榜されている価値観・・・戦略、目標、哲学

背後に潜む基本的設定・・・無意識に当たり前とされている信念、認識、思考及び感情

(出所)シャイン「組織文化とリーダーシップ」

本書よりP18

(ヴァンダービルド大学のリチャード・ダフトは)文化とは、「組織のメンバーが共有し、新しいメンバーに正しいものとして教えられる一組の価値、ガイドライン的信念、理解のしかた、と考え方のことである」(「組織の経営学」)

本書よりP18

本書では、組織文化に纏わる様々な本が紹介されています。ざっと調べても紹介されている本は75冊ぐらいありますww

なかなかすべてを見ることは厳しいですが組織文化をしるうえでは重要な資料です\(◎o◎)/!

いい企業文化の会社もなくなる?

米国では1980年代に企業文化が素晴らしい会社を「エクセレント・カンパニー」や「ビジョナリー・カンパニー」で紹介されています。ただし紹介された会社が現在まで残っているのか、というとそうでもなさそうです。企業文化が素晴らしい=ビジネスも儲かっている、と違います\(゜ロ\)(/ロ゜)/

上記のビッグモーターでも問題になった不祥事を生む文化、「忖度」があります。

忖度文化が行きすぎ、全員が「上司の意向に逆らえない」風土にどっぷりつかると、適切な意思決定ができなくなり、組織は暴走します。

本書よりP36

組織ぐるみの不正は、これまで多くありました。三菱自動車、三菱電機、東芝、、、などなど上場企業はいっぱいあります。

上場企業は外部へ強制的に報告しなければいけないので、自浄作用が働きます

非上場は経営者と株主が同じことが多いので不正が起こるとなかなか外部にはわかりにくいです。

あとがき

企業の社風が、経営において様々な影響が起こっています。

経営管理者は、組織文化が「きちんと」なるように規律が重要です。

組織文化をよくして経営に生かしましょう\(゜ロ\)(/ロ゜)/

次回へ続く~!

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