消費者の心が動くインサイトに触れる
消費者がモノを購入するとき、消費者の心理は何が起こっているのでしょうか。
消費者心理の理解は企業のマーケティング、営業、販売、商品開発とあらゆる部署で必要となる。
今回の経営のヒントは「2005/2/17 インサイト 桶谷 功 (著)」です。
企業が売りたいものを売る方法、それは消費者の心を動かす必要があります\(◎o◎)/!
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インサイトの理解
企業が自社の商品やサービスがよいものだと主体的に考えることをプロダクトアウトと言います。
ここには消費者の理解よりも自社の商品力や思いが中心となります。企業側の発想が顧客へは届かないということです。消費者理解をするということが今日の企業活動の命題です。
大企業も顧客と接点をもつために様々なコミュニケーション活動を行っているのがいい事例です(;゚Д゚)
消費者の気持ちを知るには、いったん自分の関わっている製品やカテゴリーのことを忘れなければならない。消費者はつくり手とは違って、一日中その製品のことを考えているわけではないのだから。
(本書よりP20)
ビジネスにおいて、自社の商品に恋してはならない。顧客に恋せよ。byジェイ・エイブラハム
恋をするなら相手の心が知りたいと思いますね。ということは消費者の心理の理解も同じこと(;゚Д゚)
インサイトとは、ひと言でいえば消費者の「ホンネ」。
(本書よりP4)
インサイトの本質は、消費者に行動を起こさせる点にある。インサイトは、いわば消費者「心のホット・ボタン」なのだ。
(本書よりP21)
大量生産・大量消費の時代から、自分の本当の欲しいものの時代へ。人のモノへの関心は時代とともにどんどん変わっていきますね(*´ω`*)
マーケティングに慣れた日本人
消費者は売り込まれるのが大嫌いだ。
売り込まれるのが嫌いだから、企業側のマーケティングも進化発展したのだろう。
しかしマーケティング活動自体も消費者には見透かされている。
商品サービスの知識も消費者のほうがよく知っている。それを可能にしたのがwebやSNSだ。
Amazonのアマゾンレビューを見てから購入するかどうか決めるなんてざらだ。インターネット上の情報、口コミサイト、InstagramやTwitterなどのSNSには最新の情報にあふれている。
消費者が購入の段階で知識があるのであれば企業側が、商品サービスの機能面をアピールしてもそれだけではな不足しています。
最近はさらにストーリーによる共感が重要になっています。
インサイトという考え方が注目されるようになった背景の一つには、消費者がだんだん「自分の気持ちをわかってくれる」モノを選ぶようになってきたことが挙げられるだろう。
(本書よりP23)
人は必ずしもアタマで論理的に考え、合理的に判断するのではないことがわかってきた。
(本書よりP23)
ここで共感、という言葉が生まれてきます\(゜ロ\)(/ロ゜)/
そして共感は、「モノ」と消費者の「気持ち」が結び付くところから生まれる。
(本書よりP24)
人間は感情で物を買い、理屈でそれを正当化する
そして企業側は消費者がまだ気が付いていないインサイトを刺激するためにもUSP(独自の売りの提案)を行うことが重要になるのです(;゚Д゚)
経営者のお仕事シリーズでしっかりと勉強しましょう!
経営者のお仕事はマーケティング➀~ポジショニング戦略を考える~ | 岩﨑税理士事務所 (tax-iwasaki.jp)
経営者のお仕事はマーケティング➁~独自性を考える~ | 岩﨑税理士事務所 (tax-iwasaki.jp)
経営者のお仕事はマーケティング➂~USPを考える~ | 岩﨑税理士事務所 (tax-iwasaki.jp)
経営者のお仕事はマーケティング➃~セールスライティングを考える~ | 岩﨑税理士事務所 (tax-iwasaki.jp)
あとがき
インサイト、人の心の線に触れること。
インサイトを見つけるには、「感受性」と「直感」が何より大切だ。
(本書よりP39)
消費者のニーズには顕在ニーズと潜在ニーズがあります。さらにその下にあるインサイト。
なんとなくよい、よさそうに見える、という心地のよい何とも抽象的なものですねΣ(・ω・ノ)ノ!