価値ある情報はフリー(無料)ではない

現在は、無料(フリー)で使えるものが多いですね

FacebookやGoogle、LINE、PDF、YouTube、Twitter、民放のTV、ラジオなどなど仕事に生活にと多くのものがフリーで使えます。

ほとんどがパソコンやスマホから利用できるものですが(;゚Д゚)

今回の経営のヒントは「2016/4/22 フリー[ペーパーバック版] 〈無料〉からお金を生みだす新戦略 (著)クリス・アンダーソン , (監修, 翻訳)小林 弘人 ,(翻訳)高橋 則明」です。

フリーから始まる経済圏が現在の経済社会との繋がりを理解しましょう\(◎o◎)/!

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フリーの歴史

フリーの歴史はマーケティングの歴史。

一般家庭にゼラチンの販売をしようとウッドワード(セールスマン)は、ゼラチンを利用した料理のレシピ本を作成し無料で配ったという。このキャンペーンの影響でなかなか売れなかったゼラチンが爆発的に大ヒットしました。アメリカでちょうど1902年の話し(;゚Д゚)

こうして二〇世紀でもっとも強力なマーケティング手法のひとつが誕生した。すなわち、あるものをタダであげることで、別のものの需要をつくり出すことだ。ウッドワードが理解していたのは、「無料」という言葉が特別な力を持つことだった。その言葉は、消費者の心理を変え、新しい市場をつくり、古い市場を壊し、ほぼどんな商品でも魅力的に見せることができる。(本書よりP22)

フリーの歴史って最初は現物から始まったんですね(;゚Д゚)

カミソリで有名なジレットは銀行のキャンペーン用の商品として銀行にカミソリの歯を大量に安く売って、その後の替え刃で取り戻したという。ビジネスモデルは知っての通り替え刃で稼ぐというモデルですしね。

その後、いろんなビジネスがマネをしています。携帯電話をタダで配り月々の使用料をとる、テレビゲームの端末を安く売りソフトで儲ける、コピー機を安く置きトナー代で稼ぐなど色んな産業に影響を与えています。

そして現在21世紀のフリーはどういったものかというと。

この新しい形のフリーは、モノの経済である原子(アトム)経済ではなく、情報通信の経済であるビット経済にもとづいている。デジタル時代のユニークな特徴は、ひとたび何かがソフトウェアになると、それがかならず無料になることだ。(本書よりP25)

現物の時代とデジタルの時代のフリーの差の時代を既に体験している私たち(;゚Д゚)

アトム経済における無料とは、何かほかのものでお金を払わされることで、まるでおとり商法のようだった。結局はお金を払わなければいけないのだ。しかし、ビット経済の無料は本当にタダで、そもそも金銭がその方程式から取り除かれていることも多い。(本書よりP26)

FacebookもLINEもフリーですし既に恩恵を受けています(;゚Д゚)

デジタル社会で重要なフリーの意味

昨今のフリーはデジタル社会で謳歌しています。

いつでもどこでも誰でもインターネットに接続できフリーで情報やソフトを利用できます。

情報のアクセスが簡単になったこと、限りなくフリーであること、ここで一つの重要なことを認識する必要があります。

一方で、情報は高価になりたがる。なぜなら貴重だからだ。正しいところに正しい情報があれば、私たちの人生さえ変わりうるのだ。他方で、情報はフリーになりたがる。なぜなら情報を引き出すコストは下がりつづけているからだ。今はこのふたつの流れがせめぎ合っているのだ。(本書よりP155)

知識情報社会で重要なのは、価値ある情報をどのように手に入れるのか・・・(;゚Д゚)

コモディティ化した情報(誰もが同じものを得られる)は無料になりたがる。カスタマイズされた情報(その人にだけ与えられる特別なもの)は高価になりたがる。(本書よりP157)
潤沢な情報は無料になりたがる。稀少な情報は高価になりたがる。(本書よりP157)

オンラインで読める本書はコモディティ化した情報、著者に直接フリーの話しを聞いたらカスタマイズされた情報になる。

意味ある情報は、必要とされる人にとって加工され価値あるものに変化していくのだ\(◎o◎)/!

あとがき

フリーによる価値は人々の生活を変えました。

LINEなんて本当に便利ですね\(゜ロ\)(/ロ゜)/

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