USJの業績が回復した理由は、「マーケティング」である。

しかし、それ以上に「戦略」の重要性も改めて認識できる。

そして「戦略」も「マーケティング」も動かす組織力がUSJにはあったのだろう。

今回の経営のヒントは「2016/4/23 USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 (著) 森岡 毅」です。

会社経営での「戦略の有効性」を本書で学びましょう\(゜ロ\)(/ロ゜)/

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 | 森岡 毅 |本 | 通販 | Amazon

日本の組織には戦略がない

本書はマーケターのためのマーケティング本です。

そしてマーケティング思考をするためにはどうするかの入門書でもあります。

USJがマーケティングで復活したのは数字でも分かります。

しかし、本書が本当に問いたいのはここであると確信しました\(゜ロ\)(/ロ゜)/

日本の組織の多くは、戦略を間違えるというよりもむしろ「戦略がない」ことが多いのです。(本書よりP191)

この間、銀行の担当の方ともお話ししていましたが中小企業に戦略があるのか?という話題にあまり見たことがないという所感でした。

融資の際には稟議書を書くために定量情報と定性情報を集めるときもやはり経営者から口頭で聞き出し行員の方が必死にまとめるということ。

単純に年度の目標を立て事業計画だけでは、ダメなんですね”(-“”-)”

なぜ企業経営に戦略が必要か、考えてみましょう。

戦略の定義:戦略とは、目的を達成するために資源(リソース)を配分する「選択」のこと。(本書よりP96)
戦術の定義:戦術は戦略を実行するためのより具体的なプランのこと(本書よりP110)

なぜ戦略が必要なのでしょうか?

1.達成すべき目的があるから。

2.資源は常に不足しているから。(本書よりP97)

よく言われる「企業のあるべき姿」と「現状の企業」との差が「ギャップ」。

その「ギャップ」を埋めるのが戦略です。戦略をたて、どの作戦で実行するのかが戦術になります。

企業には戦術を実行するにあたり資源(リソース)が不足しています。リソースとは「カネ、ヒト、モノ、情報、時間、知的財産」です。

経営資源が足りない中で目的を達成するためには、限られた貴重な経営資源をどれだけ無駄なく有効に使うのか、考えて考え抜くことが必要になります。考え抜いて選ぶのです。選ぶことで足りるようにするのです。その選択こそが戦略です。(本書よりP98)

限られた資源をどう有効活用するのか、企業経営者の役割である”(-“”-)”

「目的」→「目標」→「戦略」→「戦術」の順に決定していきます。

正しい目的が何なのか、ここをしっかりと認識する必要があります。

本書よりの事例(P111)を考えてみましょう。

目的:頑張って痩せよう
戦略:目的を達成するために資源(リソース)を配分する「選択」

痩せるための戦略で考えらえるリソースは、カネ、モノ、情報、時間を考えます。

カネ:お金があるからラ〇ザップに行く

モノ:家にエアロバイクがあるからひたすらこぐ

情報:食事制限したら痩せられる情報があるのでそれを実行する

時間:時間があるので毎日走るぞ

有効な戦略を自分(自社)でどれを配分するか考えます。

今回は情報だ!食事制限でカロリーをコントロールするという戦略で痩せる
戦術:戦術は戦略を実行するためのより具体的なプランのこと
毎晩の夕食を全て野菜ジュースに変える

さらに手堅く痩せるためにカネもモノも時間もすべてのリソースを突っ込もう!と考えます。

あまりにも一気にやりすぎてラ〇ザップをやめるはめになったり、走っているときにけがをしたりと当初の目的を実行できなかったときはつらい!

明らかに戦略の失敗です(´;ω;`)ウゥゥ

やることを選ぶということは、同時にやらないことを選ぶということ。これが戦略の核となる考え方の「選択と集中」です。(本書よりP104)

経営者は基本的に何でもやりたい人たちだ。だが、経営で本当に重要なことは「やらないこと」を決めるのが経営者の役割だ。

ここで「目標」のことに触れます。

目標とは、その目的を達成するために経営資源を投入する具体的な的のことです。(本書よりP109)
「目的はパリ占領、目標はフランス軍」

つまり自戦力をぶつけてフランス軍を撃破すればパリは占領できると言っています。(本書よりP109)

戦略論では、戦略と戦術・目的と目標がごちゃごちゃになります。

本当に注意が必要です。。。

企業に真の目的が分かるのか

組織に戦略がないと考える前に、組織が戦略の上位である真の目的を分かっているのか、と言うこともとても気になります。

あいまいな目的で数多くの失敗した事例もあります。旧日本軍の失敗の本質も有名です”(-“”-)”

真の目的が分かっていない状況で戦略をたて戦術を実行しても大敗は免れません。

業績目標を立て経営計画のようにプランニングだけでもダメです。

企業のあるべき姿や経営理念、使命と言われる企業がなぜ存在するのかを意識し目的がブレないようにしたいものです。

やはり「目的の本質」を読み取る力が経営者に必要ですね(;゚Д゚)

あとがき

組織内において重要なリソースはどれか、それはヒトです。

本書でも人の重要性を説いています。

優秀な人事部があり人事のリーダが‐がいれば企業は発展することができるとのこと。

戦略も人事も本質が大切\(゜ロ\)(/ロ゜)/