知財戦略発想の根幹(前半)

コロナウィルスが蔓延して不安定になっておりますが、経営者・起業家・イノベーターの皆様はどっしりと落ち着いてビジネスを思考するチャンスです~\(◎o◎)/!

世の中が不安なときに、どような経営戦略をたてるか、しっかりと情報を見極め、ビジネスを動かしたいものです。今回の、経営者・起業家・イノベーターの皆様におくる経営のヒントは、「知財を経営に活かす・生かす」です\(◎o◎)/!

知財戦略発想を学ぼう!

知財基本戦略虎の巻

まずは、知財戦略を知るための基本書。「知財戦略のススメ コモディティ化する時代に競争優位を築く (著)鮫島 正洋 、小林 誠」です。

 

 

 

 

 

 

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著者の鮫島先生は、知財に強い弁護士の先生で、「下町ロケット」の神谷弁護士のモデルとなった先生です\(◎o◎)/!

本書では、知財のコモディティ化が衝撃です。日本の製造技術は恐ろしくレベルが高い。「これ、いる?」といった機能までついています。

太陽光の事例で、太陽光がどんどん高性能になり新しい特許をとっていく、性能が上がるのはいいのですが、これは国内市場でのこと。いざ、海外に目を向けた場合には、そんなに高性能の太陽光はいらない。人世代前の太陽光と特許で十分という。高性能よりも人世代前の旧式のコストが安いものに需要があるという。

製造技術を誇る我が国のプロダクトアウトの視点が、海外でのマーケットインの視点が必要ということに気付かされますΣ(・ω・ノ)ノ!

しかし、2020/3/20記載しました「サービスを科学的に解き明かす?」でも「日本サービス大賞」というサービスの最高峰の賞があり、日本のサービスレベルは世界から見ても高いはずです。顧客志向で捉えることは、製造業でも十分可能なはず。製造業にこそ、顧客価値提案やマーケットの見方しだいで、日本の製造技術に知財を加えさらにサービス力も伴えば恐ろしいビジネスモデルになるように思います(#^^#)

知財を組み込んだビジネスモデルの思考

知財を組み込んだビジネスモデルを思考する本は「知財収益化のビジネス・システム 中小の革新的企業に学ぶものづくり (著)土屋勉男・井上隆一郎・竹村正明」ですね。

 

 

 

 

 

 

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2020/3/24参照記事 中小企業こそ知財収益化へ

2020/3/27参照記事 中小企業の知財収益化実例を学ぼう!

知財を活用する製造業の実例が学べる本書。ビジネスモデル構築と会社での知財の考え方と運用、そして研究員をいかに鼓舞するか。経営者は、自社の製造技術が、どの部分に当てはめるかマーケットを読みビジネスモデルの構築が問われます。研究開発資金をどのように回収するか、資金繰りも視野に入れて経営を考えないといけませんね\(◎o◎)/!

知財部・弁理士先生も必須の知財バイブル

攻めの知財、守りの知財。知財の奥深さを知るには、「知的財産戦略 (著)丸島 儀一」 です。

丸島先生は、元キヤノンの知財担当の役員。そして、現役の弁理士先生!Σ(・ω・ノ)ノ!

かの有名な、アメリカ・ゼロックスと複合機で戦ったときの知財トップの方ですww

2019/10/22参照記事「経営戦略の歴史を学ぶ⑤」にもキヤノンが出ています。

 

 

 

 

 

 

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技術力を土台とする企業が、事業で勝つには、経営方針の下で、技術の目利き、事業の目利き、知財の目利きが、それぞれ先読みしてみずから意思決定し、知恵を絞って戦略を描き、研究開発部門、事業部門および知財部門が「三位一体」となって戦略を遂行するように活動しなければならない。(本書よりP2)

知財の知らない方でも、知財を経営にどのように活かすか、本当にシンプルに記載した文章。丸島先生の経験と日本の知財発展、そして何より会社の事業を如何にして守るかということが意識された学ぶべき本書です(#^^#)

三位一体、、、毛利家の三本の矢を思い出しますね\(◎o◎)/!

あとがき

知財戦略を様々な方向から読み解くこと。

上記の本書により、ビジネスのステージを上げて行きたいものですね(#^^#)

次回へ続く~!

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