リーダーになる①~成人しても学び続けること~
だれもが、あらゆる状況や立場でリーダーになることはあるだろう。
リーダーは生まれついての才覚や技量でなるものではない。
リーダーとは自分で、リーダーとなる、自分を存分に表現することを決めた人たちのことだ。
リーダーの概念が変わる今回の経営のヒントは「2008/6/24 リーダーになる[増補改訂版] (著)ウォレン・ベニス, (翻訳)伊東奈美子」です。
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リーダーになるとは学び続けること
終身雇用と事業環境の速さで現在の知識や技術だけでは人も企業も生き残れない時代になってきました。
ある程度の社会人を経験しても現在では、学び続けることが重要です。
本書「リーダーになる」の大きなテーマの一つが「学び」です。
中高年(45歳以上)と学習が結びつきませんが世界の歴史では、チャーチル、ピカソ、ベートーベンと成人を超えても学び続けているという。
本当の自分を見つけるため、自己の人生を主導して生きるために、キャリアも都度ブラッシュアップしていくこと。
プラトンは、学ぶことは本来、取り戻すことであり、思い出すことだといった。
本書よりP15
思い出すことではよい「質問」はかなりの学習効果があります。
◆リーダーの資質とは何か。
◆成長をとげるために不可欠だった経験は何か。
◆人生の転換点となったできごとは何か。
◆失敗は人生でどんな役割を果たしてきたか。
◆どのように学んでいるか。
◆とくに尊敬している人物はいるか(面識の有無は問わない)。
◆組織はリーダーを助けるために何ができるか(あるいは、どのような組織がリーダーをくじくのか」。
誰もがリーダーになれるが、誰でもリーダーになれるものでもない。
リーダーには4つの能力の資質があります。
第一に、本物のリーダーには、他社が共感できる意義を見出し、周囲を巻き込む能力がある。
第二に、本物のリーダーは自分を明確に表現できる。(EQなど)
第三に、本物のリーダーに誠実さがある。
第四は、適応力だ。
本書よりP35~37
本書の著書ウォレン・ベニスがインタビューしたリーダーたちは錚々たる顔ぶれです・・・( ゚Д゚)
リーダーが必要とされる理由
なぜリーダーが重要なのか。
第一の理由は、組織が正しく機能するよう責任を持つのがリーダーだからだ。
第二の理由は、過去に起きたさまざまな変化により、身を寄せる場所が失われたからである。
第三の理由は、組織の信頼性に対する懸念が全国的に高まっていることだ。
本書よりP55
2000年代の初頭、アメリカでは不正会計、粉飾問題などCEOが短期的思考により株価ばかりを重視している経営者が多かった。
しかし、そんなことでは経営はうまくいかないのは当然のことだ。
リーダーにとって、品性は意欲や能力と同じくらい重要であると信じている私は、彼らの意見に同意せざるをえなかった。品性は私が手伝って手に入るようなものではない。自分自身で獲得しなければならないのだ。
本書よりP77
さらにいえば、組織の未来に対してなんのビジョンも持っていないリーダーはリーダーではない。
本書よりP77
リーダーは品性、そしてビジョンを語る。
リーダーの必須です。実行しましょう。"(-""-)"
あとがき
リーダーには様々な能力が求められます。
やはり何歳であろうが学び、行動できるか。
真のリーダーシップとは、ですね。
次回へ続く~!