経営者に必要な現代版「論語と算盤」

社長は、経営者ではない。

真の経営者になるためには「社長」から「経営者」になりましょう\(゜ロ\)(/ロ゜)/

今回の経営のヒントは「2023/1/20 社長!「経営者」になる気がないなら 今すぐ退場しなさい! (著)篠﨑 啓嗣」です。

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経営者をするなら簿記2級は当たり前

「社長」と「経営者」では何が違うのでしょうか。

本書では、それぞれの意義があります。

社長ってのは馬鹿でもなれるけど、経営者は馬鹿ではなれない。

本書よりP18

会社というのはお金を出せばだれでも作れて代表取締役になれます。

これがいわゆる「社長」です。

しかし経営を学び事業を継続し繁栄させ従業員を雇用し続け顧客によりよい価値を提供することができる人を「経営者」と呼ぶ。

不確実・不確定な時代に経営者が勉強しなければ会社の舵なんぞきれないのである。

それだけ現在の経営は難しい\(゜ロ\)(/ロ゜)/

決算の時に税理士から説明を受ける決算書や資金調達について、すぐに分かりますか?

分かる人は経営者です。会計や簿記を理解していないと決算書や資金繰り表もよく分かりません。

本書では簿記2級ぐらいの仕訳が分からないと会社のステージに応じた資金調達が分からなくなるよと。

簿記2級は経営者に必須です!

「論語と算盤」ですが、中小企業の経営者は、算盤の部分を受け止めたほういい。簿記を身につければ、赤い字はなくなると思う。ほとんどの中小企業の社長は簿記を理解していない。簿記を小馬鹿にする人は脇の甘い経営をしているものだ。今からでも遅くはないから簿記を学ぼう。

本書よりP28

簿記を学べば資金の流れもよく分かります。

自社の事業と会計の流れがリンクすれば、決算の時に「なんで利益が出ているのか?」又は「なぜ利益がでないのか?」がよく分かります。

根拠のある経営計画を作れるようになる

経営戦略を立案し数字で表現する事業計画も会計の知識があれば分かりやすい。

多くの人は資金調達が財務だと勘違いしているんですよ。資金調達って戦術なんです。戦略構築するのが私の役割だkから。

戦略構築ってのは、根拠ある経営計画です。資金調達はその延長にあるものです。

本書よりP45

勝つための戦略を立てる\(゜ロ\)(/ロ゜)/

計画を作って、振り返りをやっているところは必ず成長するんです。

本書よりP94

中小企業が大きくなるため、社長が「経営者」になる必要があります。

決断は常に経営者に求められます。

管理課会計は、未来の目標設定になる。経営計画書や資金繰り表の策定をして、毎月、損益と資金の振り返りをしていくことで目標達成ができるようになる。

この取り組みをする際に、PDCAでまわしていくと、数年で経営計画の精度も抜群に上がる。ただし、この当たり前のことを中小企業は実践できていない。それはなぜか?簿記も会計も両方わかっていないから。

本書よりP93

なぜ、計画が絵に書いた餅になるのか。

なぜ、計画が実行できないのか。

会社全体で計画の意味を理解していないからです。

計画を理解するためには末端にまで伝わらないといけない。そんなこともやっていないの?という「社長」は多い。

経営者は、経営で重要なことを履き違えることはありません。

「経営者」は美しく「社長」は醜い

本書よりP16

社長、経営者になる気がないなら退場しなさい\(゜ロ\)(/ロ゜)/

あとがき

渋沢栄一も大事にした「論語と算盤」。

本書の篠崎先生も「ドラッカーと簿記」を携えて経営者は学ばなければならないと強くおっしゃっています。

経営者という真のリーダーシップを発揮するため貪欲に学んでいきましょう\(゜ロ\)(/ロ゜)/

 

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