完全なる経営計画は存在しない

経営計画を作成してもなぜ実行されないのか。

また完璧な経営計画を夢見て情報収集や勉強だけして作成に至らないのか。

チャンドラーの「戦略は組織に従う」というように組織レベルが戦略についていけないのか。

今回の経営のヒントは「2019/9/28 新版 経営計画は1冊の手帳にまとめなさい(著)小山 昇 」です。

経営計画は、まずは実行してみること。慣らしていきましょう ^^) _旦~~

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目標を紙に書く

経営計画はなぜ、絵に書いた餅になるのか。

せっかく作った経営計画を額縁に入れておくのはもったいない。

まずは計画にそって1年間回してみる。失敗してもグダグダでも放り投げるよりもやってみること。

一度会社でやったという経験があれば次期以降の計画作成についてはレベルアップしています。

経営計画を作ったことのない会社もあれです。「要は慣れ」

経営計画をなぜ、作成するのか?ということは置いておきましょう。

理論や理屈は要りません。必要なこと自体は経営者の方々はうすうす気付いているはず。

なぜ計画を立てるのか、まずは目的を考え、そして目標となる数字に落とし込む。

経営は毎期1年間(中には半期)の会計基準で決められています。惰性に1年間経営するよりも目的意識をもって1年後にどれだけ会社が成長しているのか、忘れないためにも紙に書いておく。これが経営計画のスタートなんですね。

売上を1億あげる

経常利益を1000万にする

借入金を3年で返済する

目標となる道標を数字で表すと未来が少し現実的になってきますΣ(・ω・ノ)ノ!

この意識が重要です!!!

計画を立てたらそれで終わりではない、毎月毎月継続反復しながら見直すのです。「実績」の数字とともに。

経営計画はいつから作りましょ?

クライアントからの質問で「経営計画は、いつから作ったらいいでしょうか?」

本書を読んでから「今でしょ!」と言いますよ\(゜ロ\)(/ロ゜)/

つくると決めたら、とりあえずつくる。いますぐつくる。準備が整わくても、テキトーでもいいから、見切り発車が経営計画書の正しい作り方です。

本書よりP45

経営計画の数字通りの成果を出すことは求められていないのです。

とにかく計画通り実行すること、実行により結果が現れ、結果をどのようにフィードバックするのか、どのように改善するのか。

改善した行動がどのようになるのか。これが実は重要なんですね(;゚Д゚)

経営計画は、今後の会社にとって必要な施策を方針として皆が共有できるものです。

最初はとにかく数字だけでもいい、必要ならばその都度作っていきましょう。追加していきましょう。

これこそ「デザイン思考」の発想です。世の中に完璧なものはない、まずは市場に出して合わなければ都度修正、改善、そして回す。

経営計画は、時代やお客様の都合に合わせて、「どんどん、つくり変える」のが正しい。

(計画と実績の)「対策」は、この差を見つけることです。

差が生まれた要因を評価・査定し、差を見て対策を考える。そして新しい計画立て、もう一度、実行する。私はこれを繰り返してきました。

本書よりP104

まずは、経常利益を逆算から考えていきましょう。

数字はテキトーに決めればいい。数字は早く決めるのが正しい。

本書よりP107

経営計画は、とにかく早く決定し、早く回すこと。

何回もやっていたらレベルは上がる。上がる前提は、社長が勉強しているかどうか(;゚Д゚)

経営計画を作成するうえでこれを意識して作りたいことがあります。

つまり、「5年で売上2倍」の経営計画を立てることで、「今ままでの経営を変えて、新しいことにチャレンジする」必要が出てくる。

本書よりP124

現状維持の思考をいかに打破するのか。

それは途方もない、出来るかどうかも分からない目標を設定することが重要です。

なぜ「ビジネスルール」を勝手に決めてしまうのか。「ビジネスルール」は自分で決めたらいいのです。

思考の制限をなくすことも経営者の役目です。

あとがき

人間には言葉があり、言葉は文字で書くことができます。

言葉はその場で失われますが、文字はずっと残ります。

人間の記憶は1週間でたいていのことは忘れます。

ということは言葉は、そんなに残らない。

またそれぞれに勝手な解釈が入ります。

文字に書き残し会社全体で共有することにより勝手な解釈を排除します。

経営計画とは、まさに会社全体の意思疎通のガイドブックなのです\(◎o◎)/!

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