ランチェスターの法則!小さな会社と大きな会社の戦略の違い???
経営者は自分の会社の戦略を考えることが仕事、戦略が分からないときは指南書が必要です。
経営戦略としてランチェスター経営があります。よく小さな会社がとる戦略とか言われますね(#^.^#)
今回の経営のヒントは「2016/7/21 【新版】小さな会社★儲けのルール(著)竹田 陽一 、 (著)栢野 克己 」を読み解きましょう!!!
ランチェスターの法則は第一次世界大戦による戦略研究により生まれた
えーーー???と思うかもしれませんが、らしいです。
ランチェスター戦略は、フレデリック・ランチェスターが戦争における戦闘員の減少度合いを数理モデルに基づいた法則(Wikipediaより参照)という。
そして現在の戦争はまさに経済戦争です\(゜ロ\)(/ロ゜)/
戦略がないと経済戦争に生き残れないということですね・・・(´;ω;`)ウゥゥ
第1法則 攻撃力=兵力数×武器性能
第2法則 攻撃力=兵力数2×武器性能 (本書よりP45) |
第1法則は接近戦のイメージ、10人×0.7(竹やり)=7人ということ。同じく敵が20人×0.7(竹やり)=14人
14人と7人で戦えば7人のほうは全滅、14人は7人が生き残るという計算・・・・( ;´Д`)
人数が多いこと、武器性能が良いことが大企業ですね。中小零細企業は人も武器性能も足りないっす・・・
第2の法則は射程距離の長い闘い
10人2×1.0(銃)=100人 20人2×1.0(銃)=400人
400人と100人で戦えば100人のほうは全滅、400人は300人が生き残るという計算 √300人(ルート300人)17.32人=17人
20人と10人が戦えば20人中17人は生き残り、10人は全滅という・・・( ;´Д`)
射程距離の長い武器をもつと兵力数を二乗として計算しています。(確率の法則らしい・・・)
人員・器材の質・量ともに大きな会社のほうがありますね。第2の法則は大企業、第1の法則がまさに小さな会社の戦略です。
小さな会社と大きな会社のランチェスター戦略の違い
大企業の戦略は、安価な値段で市場を一気に独占しあとで値上げする方法。無料で使えていたものがいきなり有料になるとかww
マイケル・ポーターのコストリーダーシップ戦略は大企業がやりやすい。中小企業が同じ土俵で戦ったら即全滅です・・・
弱者の社長がとるべき経営戦略
➀一騎打ち戦がしやすい商品を選ぶ ➁接近戦や一騎打ち戦がしやすい営業方法を決める ➂そのためには接近戦や一騎打ち戦がしやすい特別な営業エリアを選ぶ(本書よりP53 ) |
小規模な会社の戦略は、人と人のつながりが重要になってきますね\(゜ロ\)(/ロ゜)/
強者の社長がとるべき経営戦略
➀間隔戦や広域戦がしやすい商品を選ぶ ➁間隔戦や広域戦がしやすい営業方法を決める ➂そのためには利用者の数が多い大都市を重視する(本書よりP53) |
大企業の戦略は、とにかく拡大だ。
コロナ禍でのビジネスでは、大企業の全国全市に展開企業ほどダメージが大きいのは確か・・・
ランチェスター経営によるビジネスモデルの組み立ては面白い。大きく稼ぐか、ニッチに稼ぐか\(◎o◎)/!
あとがき
ランチェスター経営は、弱者の戦略である!と思っていましたが、いやいや強者が弱者の戦略を同時に展開すると強者のぼろ勝ち状態であるということが分かります。
しかし、大企業は資本の効率性を重視します。そしてコストが高い!小さな企業は、その分のコスト勝負では大企業よりも勝てるはず。
エリアの選定や顧客層のことに関しても学べる本書です。コロナ禍での事業戦略の見直しにもっていこいの1冊ですね(#^.^#)