カリスマ的な経営者が現われて企業を一気に成長させることはよくあります。しかし、カリスマ経営者がその企業からいなくなったことを想像し、その企業の経営をずっと長く続くことを考えている経営者がどれだけいるかなと思います。

経営者・起業家・イノベーターの皆様におくる経営のヒントは、あの世界の「HONDA」をカリスマ経営者・本田宗一郎と共に創った偉大なる№2の藤沢武夫の「経営に終わりはない 藤沢武夫(著)」を読み解いていきましょう(#^^#)

 

 

 

 

 

 

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前回の記事

2020/3/6 世界のHONDAのナンバー2➀

2020/3/10 世界のHONDAのナンバー2②

2020/3/13 世界のHONDAのナンバー2③

たいまつは自分で持て

銀行との付き合いかた

企業と銀行の付き合い方。本書では当時のHONDAが三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)とのやり取りを書いています。

藤沢さんは、銀行との付き合い方に、いっさい隠しごとせずに良いことも悪いこともすべて伝えたそうです(゚Д゚;)

中小企業から脱皮しようというときに、いちばん大切だといまにして思うのは、手形の発行を三菱以外ではしなかったことです。(本書よりP162)

金の流れをメインに集めれば主力銀行を安心させることができるとのこと。言葉だけでなく、客観的事実(日常的な金の流れが通帳に記載される)が銀行にとっても分かります。お互い無用の詮索は必用ありません\(◎o◎)/!

HONDAと三菱銀行のコミュニケーションの深さがとても分かります。やはり、銀行との対話はとても重要です。企業側から情報発信することはとても重要です。弊社でもお客様と同行した銀行との打ち合わせで経営のヒントが得られることも多くあります。銀行の担当の方の資金繰りのヒントで資金繰りがものすごく楽になった例もありますΣ(・ω・ノ)ノ!

金融機関がもっている情報やリソースは、やはり金融機関との綿密なコミュニケーションにより企業状況を知っている銀行からのお付き合いにより適切な情報がもたらされます!

ただ、経営では複数の他行との付き合い方は資金調達の柔軟性ではとても大事です\(◎o◎)/!

私の経営信条は、すべてシンプルにするということです。経営者も忙しくしないですむ。そのためには、とにかく一度決めたら、それを貫くことです。状況が変わっても、一筋の太い道を迷わずに進むことです。(本書よりP162)

経営はシンプルに。意思決定が必要なものは、なるべくしないように。意思決定は「コスト」ということに以下に気付けるか。かのAppleのスティーブ・ジョブズも黒いタートルをずっと来ている理由も意思決定を減らすためとのこと。銀行が何行もあったら意思決定も大変かもかもですね\(◎o◎)/!

たいまつは自分で持て

これは、人から教わったり、本で読んだ知識でなはく、自分の味わった苦しみから生まれた実感なのです。どんなに苦しくても、たいまつは自分の手で持って進まなければならない。これが私の根本の思想であり、また、ホンダのモットーともなりました。(本書よりP173)

人の褌(ふんどし)で相撲を取る、、、これはダメだという藤沢さん。自分で経験して苦労して得て行くもの。HONDAが、自動車再編の流れでも自社単独で貫くということ(技術提携はありますが)は感じますねΣ(・ω・ノ)ノ!

ただ、現在の経営では他社のリソースの利用についてアウトソーシングという考え方があります。企業が大きくなればなるほど意思決定コストが高くなるという事実\(◎o◎)/!

アメリカへの進出、車製造へ進出、そして引退

企業として拡大へ

国内市場で圧倒的に力を蓄えてから、いよいよアメリカへの進出本。現在の世界企業のやり方。自国でナンバー1になってから海外進出がありますね。

アメリカでは大型バイク市場。ハーレーダビッドソンがまさに「アメリカと言えば」の状況でも、HONDAのスーパーカブはヒットします。当時のバイク市場はヨーロッパではめちゃくちゃ売れている、本来ならば売れている市場にバイクを投下しますが、そこは藤沢さんが「アメリカだ!」という決定。そしててき面のアメリカ市場の成功。消費はアメリカで起こっている事実を知っていたのですね\(◎o◎)/!

2019/10/22 経営戦略の歴史➄参照 ここに記載あります。

バイクメーカーから車メーカーへの進出\(◎o◎)/!

大量生産・大量消費の時代に突入です。物が売れる時代ですねΣ(・ω・ノ)ノ!

目まぐるしく起こる企業の変化、これは働いている人も圧倒的に変化が起こっているので楽しいでしょうね(#^^#)

技術者が経営者になる瞬間

本田技術研究所の研究員が今まで開発してきたエンジンから新しいエンジンの開発への許可を藤沢さんに確認し、藤沢さんが本田宗一郎へと伝えることに・・・

「あなたは本田技研の社長としての道をとるのか、それとも技術者として本田技研にいるべきだと考えるのか、どちらを選ぶべきではないでしょうか」(本書よりP222)

技術でカリスマ性を発揮した本田宗一郎に「技術者」なのか「経営者」なのか判断を問いかけたΣ(・ω・ノ)ノ!

目頭がぐっと熱くなる想いがよぎります。ここが企業のターニングポイントになるんですね。視野の高さと時間軸の長さを考えている経営者は、未来を思考することの重要性が垣間見えます。

そして、ホンダの未来をつなぐ組織は、ここでようやく完成したのです。(本書よりP223)

本田宗一郎と藤沢武夫は、昭和48年に二人一緒にHONDAを引退するのであった・・・(´;ω;`)ウッ…

昭和に残る名経営者と名参謀、次の時代へ続く「経営に終わりはない」

あとがき

昭和の経営、一昔前の古い経営のイメージですが、戦後の高度日本の経済成長を支えた企業の、富と知識と経験が現在の私たちにつながっている事実です。先人たちの残した想いを承継しつつ新しい価値・文化を構築し、そして次の世代へ渡していく本のタイトル通りまさしく「経営に終わりはない」ということですね\(◎o◎)/!

4回にわたり、「経営に終わりはない 藤沢武夫(著)」を読み解いてきました。本書は、事業承継として、ナンバー2の役割として、組織をつくるということでとても力強く参考になります。ぜひ、一読して頂きたい本ですね(#^^#)