最新の子育て事情
子育ての悩みはどの世代も通った道です。
しかし、先が見えない時代に自分自身でしっかりと考え・行動できる子供に育って欲しいと誰もが思います。
今回の経営のヒントは「モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方(著)島村華子」を読み解き子育てから学びましょう~\(◎o◎)/!
最先端の教育メソッド
この本、Amazonの評価もめっちゃくちゃいいですね\(◎o◎)/!
本書のタイトルの気になる教育・・・
モンテッソーリ教育は、20世紀初頭にマリア・モンテッソーリによって考案された教育法。イタリアのローマで医師として精神病院で働いていたモンテッソーリは知的障害児へ感覚教育法を施し知的水準を上げるという効果を見せ、1907年に設立した貧困層の健常児を対象とした保育施設「子どもの家」において、その独特な教育法を完成させた。以後、モンテッソーリ教育を実施する施設は「子どもの家」と呼ばれるようになる。モンテッソーリ教育法においては、子どもたちは生まれながらにして知ることを強く求めているもので、思慮深く用意された支援的な学習環境の中であれば、自発的に学び始める力を持っていると捉える。モンテッソーリ教育法は子どもたちを身体面、社会面、情緒面、認知面で発達させることを目指す。(Wikipediaより参照) |
「レッジョ・エミリア・アプローチ」は、イタリアのレッジョ・エミリア市発祥の幼児教育実践法。個々の意思を大切にしながら、子どもの表現力やコミュニケーション能力、探究心、考える力などを養うのを目的としています。1991年に”世界で最も優れた10の学校”に選ばれた学校が実践していたことから、世界的に有名になりました。(保育のお仕事レポートより参照⇒https://hoiku-shigoto.com/report/archives/9235/) |
モンテッソーリ教育もレッジョ・エミリア教育もイタリアが発祥の地なんですね\(゜ロ\)(/ロ゜)/
たしかにイタリアには天才が多い!(因果関係は不明ですが・・・)( ;´Д`)
レオナルドダヴィンチとか・・・ww
この2つの教育法を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士の島村先生の本書。難しそうかな~??と思いつつですが内容はいたってシンプルです。
親も子も笑顔になる「誘導しない子育て」(本書、カバーより) |
子供を一人の人間として人格を認め、親の感情による接し方(ほめる、叱る)の排除をするというのが本書のポイントかなと思います。
褒美を与える、罰を与える、、そういったほめ方、叱り方に心当たりありませんか?
「これ(嫌いなもの)を食べたら好きなものを食べていいよ」
「これ(悪いこと)をしたら次は公園に連れて行かない」
愛情をエサにする接し方を繰り返すと、ほめらたときに愛されていると感じ、逆にそうでないときには愛されていないと感じてしまうのです。(本書よりP20) |
条件を出したり、感情的になったり、愛情をだしたりひっこめたりと子供が親からどのようにしたら愛されるのかということを何気に試されてそのような行動にでてしまうということが問題のようです。
親自体も子供をコントロールする気はないと思いますが、生まれてから「生き方」を教わる子供にとって親が初めの教えてくれる人になるのは当然で、親に気に入られる・周りに気に入られるように顔色を伺うようになると、何か切ないですね・・・(´;ω;`)ウゥゥ
親も間違っても仕方ない
子育て論には様々な考え方があります。子供がのびのびすくすく育つことは誰もが祈っていることと思います。
「科学」によって子育ての影響もある程度わかってきたと思います。研究結果に基づくエビデンスにより最新の子育て論も進化していきます。
本書での「無条件子育て5つの原則」でしっかりと子供と向き合いたいものです。
1・ほめ方叱り方に気を付ける
2・「子どもに対するイメージ(見方)」を見直す 3・子どもにとって良きリーダーでいる 4・子どもへの要求を考え直してみる 5・子育てへの長期的なゴールをもつ(本書よりP29) |
子どもに対するイメージが親の言動や行動につながるとのことです。大人の固定概念の見直しが必要ですね( ;´Д`)
普段の自分の接し方がこの子育ての長期的なゴールの妨げになっていないかを一度考えてみる必要があります。(本書よりP42) |
親が子供を変えるのでなく、親自身の子育て論も客観的に見つめること大事ですね\(◎o◎)/!
あとがき
すべてをコントロールすることができるのはとっても楽ですが、本当にそれでよいのか?
小さい頃は何もできない子供が大きくなるにつれ出来ることが増えると子供は育っているんだなぁとしみじみ感じますが、大人も子供に育てられているんですね~\(◎o◎)/!
少し先に生まれた先輩なので知恵や知識は年の分生きているので学びながら伝えていきたい本書だと思います(#^.^#)