因果関係と付き合う方法
原因と結果ってどっちが先でしょうか???
何事もない日常が日々たんたんと進んでいるのであれば結果は良好という考えに落ち着きます。
しかし、明らかに意図したこと以外の反応や結果が生じた場合に初めて意識します。
起こった事象により、なぜ起こったのかと思考したときに「原因は何だったのか」というアプローチにたどり着きます。
連続する行動のなかでの、「望ましい結果」と「望ましくない結果」。
「望ましくない結果」が生じたときに、「起こったことに関して理由を見つける」=原因が分かります。
原因の分析と解明により、次の新しい行動の指針となります。(失敗しないように回避することができる可能性が高くなる)
名著より考える「望ましい結果」を得るための方法と「望ましくない結果」の回避方法
原因と結果の法則から考える
「「原因」と「結果」の法則 ジェームズ・アレン(著)」
良い思いや行いはけっして悪い結果を発生させませんし、悪い思いや行いはけっして良い結果を発生させません。(本書よりP34) |
「原因と結果の法則」では、内側(内面)の行いとして、外側(外部)の環境を創るとのこと。
「望ましい結果」を意識せずに望むならば、できるだけ良い思いや行いを通せば確率として上がるはずです。
しかし、正しいことを意識して行動し結果として「望ましくない結果」が生じたときには、自分自身でコントロールできない要因があるかもしれません。
原因と結果の法則の、原因の追究がかなりの労力がいることになります。
「望ましくない結果」が、現状を修正しながら復元していくことは、なかなかの気力がいりますしネガティブにもなります。「望ましくない結果」が今後の未来の修正としてならば、「リ・スタート」としてポジティブに捉えることもできます。
望ましくない結果を回避するための未来予測を考える
「望ましくない結果」を回避するためにも、「望ましい結果」の確立をあげるために未来を予測する「シナリオ・プランニング」もひとつのツールになります。
「シナリオ・プランニング 戦略的思考と意思決定 (著)キース ヴァン・デル・ハイデン」
未来予測を経験から学び高速で修正する方法を考える
未来の予測をし、行動するための戦略を考える。そして、コルブの経験学習モデルで「望ましい結果」の確立を上げます。
「最強の経験学習デイヴィッド・コルブ (著), ケイ・ピーターソン(著)」
【上記図、本書P36の図1学習サイクルより引用)
組織やチームで「望ましくない結果」を修正する方法
原因と結果を正しく理解できればさらにTOCによりボトルネックを見つけ改善することが可能かもしれません。
「ザ・ゴール (著)エリヤフ・ゴールドラット」
あとがき
結果がすべて、終わり良ければ総て良し、、、として
「望ましい結果」を得るために入口から、「望ましくない結果」を修正するための出口として、意識することがとても重要ですね(#^.^#)