MBAが会社を滅ぼす???
なんと、いきなりのタイトル!!!MBAはMaster of Business Administrationの略です。
ビジネスマスター!!!なんて聞くと仕事のできるエリートのイメージが!!!Σ(・ω・ノ)ノ!
そんなMBAを考える、経営者・起業家・イノベーターにおくる今回の経営のヒントは「MBAが会社を滅ぼす マネージャーの正しい育て方 (著)ヘンリー・ミンツバーグ」を読み解きましょう~\(◎o◎)/!
MBAなんていならい
衝撃の章のタイトル。世界中でMBAの所持者が「ぞわっ」とするタイトルΣ(・ω・ノ)ノ!
500ページ超の超ど級の本書。MBAがどうしても分析を重視した学習内容。それによるマネージャー育成の弊害とか様々な問題が記載されています。
マネジメントの重要性が、MBAのカリキュラムではどうしても戦略・分析・マーケティングに重視されるテクニック系に象徴されるので本質的なマネジメントにはそぐわないのかなと読み取れましたΣ(・ω・ノ)ノ!
人を扱かう部分では、「寄り添う」ことの大事さや、コミュニケーションが大事です。MBAでは、そこまで網羅していないのかなぁと本書を見て思うところです。
しかし、MBA取得者はたいてい飽きっぽい。特定の企業や業界、ひいては起業という行為に専念できない。(本書よりP175) |
MBA所持者の方が企業の経営をしたらどうなるか、本書ではダメ事例の記載があります。飽きっぽい・・・これは、企業継続に一番ダメダメな言葉ですね(;^_^A
マネージャーを育てる!
本書のいちば~ん言いたかったこと。MBAに代わる新しい学習スタイル方法。
それがIMPMプログラム。
IMPM とは、International Masters Program for Managers の略で、経営学の世界的権威である Henry Mintzberg(ヘンリー・ミンツバーグ)カナダ、マギル⼤学教授により設⽴されたプログラムです。 地球の東⻄南北 5 か所の⼤学(ランカスター⼤学、マギル⼤学、横浜国⽴⼤学、EPABE/FGV スクール(ブラジル)、バンガロール経営⼤学)を訪れながら、各⼤学で組織やリーダーシップについて、5つのモジュールを通して知⾒を深めるプログラムとなっています。 グローバルなネットワーキング・パートナーシップ、エグゼクティブMBAといったものが想像されるかもしれませんが、従来のMBAのように、経営学や経済学をバックグラウンドにして企業の各機能を学術的に学ぶもの、ネットワーキングを主たる目的としたものとは異なり「Anti MBA」などと呼ばれることもある、それだけユニークなプログラムで、期間は16か月で、各モジュールは10日間ほどです。 (横浜国立大学HPより参照)クリックしたら本HPへ |
マネージャーの育成を本気に考えたプログラム。各企業から参加した方々は実務に学問を加えてさらに発展性のある気付きを得ます。「Anti MBA」ですね\(◎o◎)/!
言ってみれば、マネージャーは現実の土地で日々生きていて、その土地の地図を教授陣が用意するのだ。省察がおこなわれるのは、この二つの要素が出会う場所、言い換えれば経験に理論という光が当てられたときだ。こうした学習の結果は仕事の場に還元されて、職場における行動にインパクトを与える。そして、その経験は教室で省察の対象になる。(本書よりP336) |
どこで学ぶかでこれからの人生が変るのか・・・・
あとがき
MBAは必ずしも悪ではない。実務と学問が成立してこそビジネスの発展形につながるのに間違いない。
しかし何にせよビジネスには、学問が必要だ。学問には、ビジネスの現場が必要だ!\(◎o◎)/!