経営者の能力は「問題解決能力」から「問題発見能力」へシフトチェンジ
予測不可能な時代に経営者に必要な能力とは何か。
それは「問題発見能力」だ\(゜ロ\)(/ロ゜)/
今回の経営のヒントは「2019/1/25 ビジネスマンに経営学が必要な理由 (著)陰山 孔貴 」です。
学び続けることの重要性が分かります\(◎o◎)/!
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コンセプチュアル・スキルとは
ビジネスマン全般に関わる能力として本書では3つの能力が挙げられています。
1950年代にハーバード大学教授のロバート・カッツにより提唱された「カッツ理論」です。
1.テクニカル・スキル・・・仕事の専門知識
2.ヒューマン・スキル・・・対人関係、コミュニケーション
3.コンセプチュアル・スキル・・・物事を関連性を捉える力、対象を抽象化し本質を捉える
社会人になって最初はテクニカル・スキルを学び重要な仕事や地位が上がるにつれヒューマン・スキルやコンセプチュアル・スキルがだんだんと必要とされていきます。
経営者の役割(意思決定や方向性、問題発見)に対しての能力は必然的にヒューマン・スキルやコンセプチュアル・スキルが必要となります。
3つのシフト
本書でのビジネスマンに必要とされる3つのシフトの紹介です。
シフト1 「問題解決能力」から「問題発見能力」へ
限りある経営資源を使い、より多くのチャンスをつかむためにも、どの問題に対応すれば企業としてより良くなれるのか。ここは大切な点であり、「問題発見能力」を磨いていく必要があります。(本書よりP22) |
良い戦略、悪い戦略で学びました。戦略を実行するのに目的が間違っていると目も当てられないことになります。
目的こそが問題発見能力なのです\(◎o◎)/!
また、問題発見の祭は、解けない問題では仕方ないので、問題を上手に分解することも学んでいかねばなりません。(本書よりP22) |
問題の構造を知ることが重要ですね。
シフト2 「テクニカル・スキル」から「コンセプチュアル・スキル」へ
テクニカル・スキルがあらかじめ設定されている特定の問題を解決する能力であるのに対し、コンセプチュアル・スキルは解くべき問題を発見し、設定することができる能力です。(本書よりP24) |
テクニックは最短での問題解決に対応が可能ですが、真の問題は何か。問題発見こそが圧倒的な時間の差を生むように思います。
シフト3 「勉強する」から「学問する」へ
「勉強」とは、知識をインプットし、その知識を使って正しく早く正解にたどり着けるようにすることを指します。一方、「学問する」とは、問題を提議し、試行錯誤を繰り返しながら今まで見えていなかった物事を本質を見えるようにすることです。(本書より25) |
前提として知識は重要です。その知識こそが本書でもある「経営学」なのです\(゜ロ\)(/ロ゜)/
あとがき
これからの時代に必要な経営者の必須能力、コンセプチュアル・スキル。
70年前以上に提唱された能力が現在にも十分理解できます。
人材の成長も、コンセプチュアル・スキルを意識しながら育成することがこれから大事でしょうね\(◎o◎)/!