易経に学ぶ経営の極み

経営者たるリーダーたるもの帝王学を学ばなければならない。

易経、古来中国より伝わる書。

今回の経営のヒントは「2014/7/10 リーダーの易経「兆し」を察知する力をきたえる (著)竹村 亞希子」です。

真のリーダーは古代からブレない\(゜ロ\)(/ロ゜)/

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龍のお話し

易経に出てくる龍のお話しを本書では龍の成長をリーダーの成長に準えて書かれています。

第一段階 潜龍【せんりゅう】 まだ世の中に出ていない龍

第二段階 見龍【けんりゅう】 師匠をもってまだまだ修練の時代

第三段階 乾惕【けんてき】 毎日繰り返し同じことをやって修行

第四段階 躍龍【やくりゅう】 リーダーになる手前、大空へ登ろうとする

第五段階 飛竜【ひりゅう】リーダーとして大活躍

第六段階 亢龍【交流】 高みに登った龍、やがて衰えていく「降り龍」になる

乾惕の段階でやっと仕事で初めての担当を任されるという感じです。

不安や恐怖も大きいが勇気をだしてやっていと本書より。

寝る前のほんの三十分でもいいから、「今日の自分はどうだったか」と、その時に恐れるがごとく反省しなさいと教えています。夜寝る前に一日を振り返る。これを習慣付けることが大切です。(本書よりP38)

コルブ先生も経験学習モデルで言ってます!振り返り大事\(゜ロ\)(/ロ゜)/

一人前のリーダーになるまでに様々な経験をし大きな龍となっていく。

よく、「リーダーは時流を読め」と言われます。時流とはその時の、世の中の傾向や風潮です。そこから世の中の流行、趨勢(トレド)という意味もふくんでいます。ところが、易経はこの時流には乗ってはいけないと強く警告し、「時流を追うものは、時流とともに滅びる」といい、「時中を観よ」と教えます。(本書よりP91)

流行にのるな、時中にのれ\(゜ロ\)(/ロ゜)/

「時中(じちゅう」という言葉をほとんどの人はご存じないと思います。これは易経にある言葉で、「時に中る(あたる)」、または、「時に中(ちゅう)する」と読み、その時にぴったりの、という意味です。(本書よりP89)

夏は暑いのが「中」、冬は寒いのが「中」、春に種をまき、秋に収穫するという、易経には良いときも悪いときも「時中」が書かれていると本書より。

その時々に応じた「ぴったり」の解決方法なのですね。(的を得た意見)\(゜ロ\)(/ロ゜)/

世間の流行に流されるな、、、(´;ω;`)ウゥゥ

易経とビジョナリーカンパニー

易経については経営学に相通ずることろが多いです。

それもそのはず中国の歴代皇帝が学ぶべき帝王学の勉強。皇帝が国を統治すべきことは会社の経営と同じ。

私利私欲に走るとどの時代の皇帝も新しい皇帝にとって代わられます(;゚Д゚)

善政の治世を行った皇帝は万民から尊敬されますしね(#^^#)

さて、現代に戻すと企業経営。自社の利益だけ優先する企業は顧客も取引先も離れます。

利益の追求は企業の義務ですが、利益優先に走れば道理を見失うと易経は教えています。(本書よりP189)

ここはとても重要なところですね"(-""-)"

易経は「利は義の和なり」と教えています。「利」は利益、「義」は原理原則に従った正しい経営です。「利」を得るには私情・私欲を厳しく断ち切って良い実りを得る「義」が必要です。つまり利と義は相反するという発想はしていません。(本書よりP190)

名著ビジョナリーカンパニーでも「OR」ではなく「AND」と言っています。

東洋と西洋でも経営に関して合致しているのがいい会社ですね(*´ω`*)

利益を優先するとはつまり、「時流」に乗ることです。一方、理と義が和するということはその時にぴったりの、的に中る行動である「時中」を行うことです。(本書よりP190)

もう、ほんと、とってもいい言葉。経営者の皆様、経営に迷ったら判断の指針は「時中」ですよ(´;ω;`)ウゥゥ

あとがき

経営者やリーダーがどんな龍になって成長していくのか。

昔から伝わる「型」があります。

あなたの会社の「ぴったり」でみんなが幸せになるといいですね\(◎o◎)/!

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