気が付けばお金に支配されていた??

お金と人間の関係。

お金は社会になくてはならないものになっています。あらゆる場面でお金は人間生活に密着しています。物と物との交換する時代には、貨幣の価値なんて誰も知らない。しかし、貨幣の手段の効果が分かると世界中に広がります。

今回の経営のヒントは、「2017/6/22 MIND OVER MONEY 193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実 (著)クラウディア・ハモンド, (翻訳)木尾糸己」です。

お金とよりよい信頼関係を作っていきましょう~\(゜ロ\)(/ロ゜)/

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お金がなくても豊かであるか

お金とは本当に不思議なものだ。現代社会の生活では必要不可欠であり、お金を得るために大概の人は労働を通じて対価を得る。資本主義の発展に伴い経済的豊かになっていく人々の生活の中に貨幣は流通していきます。

わたしたちは気がつけばお金に思考を支配され、非生産的どころか破壊的な行動をとることさえある。そうなるのを防ぎ、お金の助けを借りて、良い生活を送り、良い社会を作るためには、人間とお金の心理的な関係をもっとよく理解しなければならない。(本書よりP18)

心身ともに豊かな生活を送るために「お金」を手段としてどのように利用するか、お金との距離感がとても重要ですね~\(゜ロ\)(/ロ゜)/

お金というものに初めて触れる機会は子供のころの「お小遣い」から始まるかもしれません。日本人は特にお金のことに関してお話するのはタブーだと言われていますが、最近は「金融リテラシー」という言葉があるぐらいお金のことはオープンになってきていると思いますね。

お金がなくなると精神的に不安定になる可能性は高いです。老後になると、なおさらです。若いうちからの貯蓄や投資により財産を作ることは大切ですね(゚д゚)!

大事なのはお金が価値の貯蔵庫であること。お金の値打ちはそれを何か価値あるものと交換できるところにある。(本書よりP49)

物と物との交換の時代はとても大変です。貨幣の登場により圧倒的に価値の交換は楽になりました。

最近は実際のお金よりもクレジットカードや電子マネーで支払いの増加もあります。人は実際のお金がなくなると痛みを感じます。クレジットカードで支払うと痛みは後からきて、購入活動が活発になります。翌月のカード払いにドン引きした方も多いのでは?

人間の損得勘定は面白いです。安い物を買うために家から数時間かけて店に行ったり、スーパーのチラシで1円単位で物を比べたりインターネットで格安の物を探したりと。しかし、大きな物を購入するときのお金の感覚はおかしくなります。新築マンションの費用が4000万円として見晴らしの良い8階よりも9階がよいだけで50万円上がっても支払うでしょう。本書でも、私たちの行動の損得勘定のつじつまが合っていないというww

人にはそれぞれ自分の「心の会計」がある。(本書よりP69)

人それぞれ自分の「金銭感覚」があって、お金には目的別の勘定科目があるとのこと(゚д゚)!

人間全般に見られるこの損失回避という傾向は、行動経済学の確かな発見の一つで、さまざまな面でお金に関する決断に影響する。(本書よりP81)

後悔を回避するための保険に入るか入らないか。ストレス>お金を超えると購買は起こるんでしょうね。

また自分が買った大事なものを自分で買った以上の値段で売ってくださいと言っても気に入っていれば売らないでしょう。損失回避は、心理的状況に多大な影響を与えます。

アンカリング(心理的効果)・・・仕組みを説明すると、例えばある値段を提示されて、心でこう思ったとしよう。「これを指標として使おう。これを出発点として、ここから自分の評価に従って調整を加えて適正価格にたどり着けばいい」。妥当な考え方と思える。(本書よりP120、121)

一度ついた値段が金額の基準となり、そこが一種のラインとなる。アンカーが最初に示した金額が高ければ高いほど物の値段は、そちらに引き寄せられる。冷静になるときは商談を一回やめること。

お金があるから幸福になるか

お金があるから幸せなのか、お金がなくても幸せなのか。

物質主義(モノやカネを欲しがりそれ以外を軽視する傾向と定義)にも良い物質主義と悪い物質主義があるとのこと。

お金が欲しい理由が自分の地位を高めたいから、または他人に対して権力を握りたいからだった場合、その物質主義は幸福度を押し下げる。一方、お金が欲しいのは安全のため、または家族を支えるためだった場合、物質主義は生活健全度に影響しなかった。(本書よりP204)

お金を得る目的、そして使う理由により幸福度は上下する。お金だけでは心の隙間は埋まらない。誰かに使うことにより幸福度は上がるのですね\(゜ロ\)(/ロ゜)/

逆にお金がないと思考も行動も不安定になると。

お金の心配がある人は脳内の「帯域幅」が狭くなって他の物事に集中しにくくなる。(本書よりP221)

お金の心配が知能指数を下げるという研究結果が出ています。

お金がないと視野狭窄、思考の貧困が起こる。

まず何かが足りない状況になると、思考に圧力がかかり、判断を誤りやすくなるらしい。この調査では理屈に合わない、短期的な思考につながっている。(本書よりP227)

お金がないと余裕がなくなるんですね(´;ω;`)ウゥゥ

人は、お金を使うことは得意だがお金を貯めることは苦手な人が多いかもしれない。将来、収入が増えるからそのときに余剰がでるから貯蓄しようではお金が貯まることはない。収入が増えれば支出も増えるのであると( ゚Д゚)

自制心が大事ですね(*´з`)

今持っている物にもっと注意を払って、それがあるおかげでどれだけ助かるか、どれだけ楽しいかを意識して考える。そうすれば、それがもたらす喜びが薄れていくことはない。(本書よりP330)

節約の美学だ\(゜ロ\)(/ロ゜)/

あとがき

お金に支払いされないための13の真実。

そこには心理的バイアスがとてもかかることが分かりました。

精神的に豊かになるためには、お金だけに依存せずに自分自身の価値観を見つめなおすことも大事ですね(#^.^#)

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