小さい企業の生き残り戦略!

小さな企業が生き残るためには、小さな企業の強みを発揮するしかない。

大企業や他の企業も手を出さない自社の独自の強みはご存じですか?

今回の経営のヒントは「2017/12/15 小さな企業が生き残る (著)金谷 勉」を読み解き自社の「強み」を改めて考えましょう~\(゜ロ\)(/ロ゜)/

クリックしたらAmazonへGo

自分たちの商品を作ろう

日本の中小企業にある「下請けマインド」

本書では下請けでも生き残るすべを実践経験をもとにした思考と実行という再現性を可能にした本です\(゜ロ\)(/ロ゜)/

著者の金谷さんは、セメントプロデュースデザインというデザイン会社を経営されています。

経営不振にあえぐ下請け工場といっしょに新商品を開発しあらたな顧客へアプローチするということをサポートする会社。

会社HPでも「わたしたちは、企画から流通までがデザインだと考えます。」とありました。

デザイン会社はデザインまでしかしないという概念をぶっとばす企画開発から販路展開まですべてをサポートするセメントプロデュースデザイン\(◎o◎)/!

日本のモノづくりの課題を、互いに解決し合える方法はないだろうか(本書よりP17)

当事者意識をもって中小企業と共に解決する方法を考えるなんて本当に素晴らしいです(#^.^#)

僕らは町工場や職人のような設備や技術は持ってないけれど、アイデアを考えられるし、デザインもできる。売っていくこともなんとかできます。(本書よりP17)

セメントプロデュースデザインは全国の日本の中小企業と様々な商品を開発していくのです。

自社の強みに気付いていない事業者にコンサルティングも行います。

そこで一度、日々やっている仕事をバラバラに分解し、整理し、分析してみるといいと思います。すると、おのずとできることが見えてくることがあります。そこには自分の得意な技術といった強み、いわゆる今の時代に生き残れる「武器」が潜んでいる可能性が高いのです。(本書よりP19)

どんな小さい企業でも強みがある、強みがあるからこそ顧客の役にたてる。強みがあるからこそ独自の商品やサービスが開発できます。

何のために企業として存在するのか、下請け精神で思考を止めずに自分の頭で考えろということ大事ですね\(゜ロ\)(/ロ゜)/

きちんと出口を見据え、企画から流通までを考えて動く、いわゆるコト(技術)・モノ(意匠)・ミチ(販路)の一連を「考動」(考えて動く)していくことがデザインであると肝に銘じました。(本書よりP15)

著者の金谷さんがものづくりを経験した得た知識はどんな業種業態にでも経営のヒントをくれます。

さぁ、考動しよう!

中小企業でも自分たちの商品や製品を流通にのせ直接顧客とやりとりすることがとても重要だと説く本書。

下請けから脱却せよというわけでもない。自社商品や製品をもつことにより顧客のニーズを理解しモノを売るという行為をもつことが重要なんですね。

・顧客心理の理解

・売ると言うこと

流通に乗せるまでに様々な人や企業と出会う。これもまた販売促進の大事なところです。自社の技術を商品・製品で開発し世の中に広告する(お客様に知ってもらう)。売れなくてもその技術が知れればいいし、新しいネットワークに参加できれば新しい発見につながります。

つくったモノから、その会社でなにができるのか、なにが得意なのか、どんな強みがあるのかといったコトが伝われば、ある意味目的は達瀬です。(本書よりP92)

自社の商品開発は投資です。売れる投資ではなく、広告と言う投資にもつながります\(◎o◎)/!

ただただ、自分たちがつくれる、そしてつくりやすい商品をつくっていただけです。これは多くの町工場や職人が陥りやすい点です。(本書よりP94)
商品は技術ありきではなく、どうしたら買い手に買ってもらえるか、まず出口を見据えてから企画していく。その過程で、自分たちのできるコトをどう活かせるのかを考えていけばいいのです。(本書よりP94)

中小企業は、マーケット(市場と顧客)を理解しているのでしょうか。

いいもの(自社が自信のある商品)が売れるのではありません。売れるもの(顧客がいいと思い買うもの)がいいものです。

それは自ら販売(卸)もしていける自社商品、いわゆる「自販商品」を持つことです。自社の強みである技術(自社技術)で自ら開発した商品(自販商品)を、自分たちが販売してほしい店や買い手(目標市場)に届けます。すると多くの人が商品を見る機会が増え、その商品に込めた技術に触れ、知る機会が増えてきます。商品があることで自社の技術やポテンシャルを広く告知できるわけです。(本書よりP128)

できない理由を列挙することは簡単です。1日の時間のうち5%でも新商品開発の時間をもうけましょう。

自社商品を開発した企業は、どんどん自信が出てくるそうです。楽しいことはいいことです\(◎o◎)/!

トライアンドエラーを繰り返しましょう!

あとがき

先日、金谷さんに直接お話する機会がありました。

新商品開発もすべて売れるわけではありません。しかし、自分たちで考えることがとても重要だということ。

成功は失敗があるからこその結果です。そのためには考動(こうどう)が重要ですね(#^.^#)

Facebook・Twitterに登録すると最新のブログが分かります!(^^)!