「5人に対する使命と責任を果たすーそれが企業経営」
使命と責任とは「幸福の追求」「幸福の実現」 その5人とは 一、社員とその家族 二、社外社員(下請け・協力会社の社員)とその家族 三、顕在顧客と未来顧客 四、地域住民、とりわけ障がい者や高齢者 五、株主・出資者・関係機関(本書よりP16) |
今回の経営のヒントは「2010/1/21 日本でいちばん大切にしたい会社2 (著)坂本 光司」を読み解きましょう~\(゜ロ\)(/ロ゜)/
日本でいちばん大切たにしたい会社シリーズ参照記事
日本でいちばん大切にしたい会社1 2021/3/24 どんな感情や軸を大切にして経営をするのか。
感動を生む人はだれだ??
会社で働く社員のモチベーションは何だろう。
自分が所属する会社や組織に不平・不満・不信感をもった社員や、自分が所属する組織に感動や愛社心をもち合わせていない社員が、顧客に対して心を込めた接客サービスや、感動的商品の創造提案をすることなどでできるはずがないからです。(本書よりP18) |
顧客に感動を与える商品やサービスを提供しているのは、経営者ではないんですね。その現場、現場を受け持つ社員さんのおかげ。
そんな様々な現場を受け持ってくれる社員の人々について社長・経営者の役割は「顧客」よりも大事にすることなんだね(#^.^#)
本書で紹介されている医療法人鉄蕉会亀田総合病院(本書ではP53から)の亀田院長は、取材に対してこのように述べられています。
「私がいちばん多くの時間を割いている仕事、いちばん大切と思っている仕事は、医師と看護師をはじめとした、病院スタッフの命と生活を守ることです。」(本書よりP76) |
未来工業株式会社の瀧川社長は、本書でこのように述べられています。
「企業文化を創ることと、社員のやる気を引き出すことが私の最大、最高の使命です」(本書よりP188) |
経営者の仕事は社員を幸せにすること。納得です( ..)φメモメモ
中小企業の場合、少ない人間で様々な仕事をこなさなければなりません。経営者の役割はビジョンや事業を創造すること以外にも社員の状況や成長具合を把握することも大事な仕事です。
いい会社の見えない儲かるポイント
本書の坂本先生はたくさん会社を訪問して一つわかることは、儲かっていない会社は例外なく本社が大きいとのこと。
本社とは管理部門であり総務・人事・経理の社員が多いとのこと\(゜ロ\)(/ロ゜)/
本社の社員は、社員が多すぎると思わせないように、「管理」とぃう仕事を考え出します。管理しようと、本社がいろいろと口出しをしたり、手を出し過ぎたりすると、現場の思考能力が停止します。すると社員は自発的にものを考えなくなり、モチベーションが下がって、結果、儲からなくなるのです。(本書よりP181) |
これは、目から鱗です。本人のやる気を引き出すためには自発的に思考させることが大事です。
管理=ルーティン化は仕事の生産性を上げるうえで大事ですが、「仕事のための仕事」と呼ばれる「どーでもいい仕事」は排除しなかればいけません。
いい会社には、理念があるとも書かれていました。
つまり、よい会社にはよい社是、よい経営理念があり、それがブレない確かな経営が継続して行われていれば、さまざまなところから評価され、当然、業績もよくなります。(本書よりP226) |
経営理念も大事だよね~、ということですね。会社にしっかり浸透しているかどうか大事(#^.^#)
あとがき
日本でいちばん大切にしたい会社の本を読むと1番目に従業員とその家族を大事にするということが書かれています。
顧客でなく従業員。これはなるほどなぁと思います。
従業員が立ち代わり入れ替わりしている企業は定着率が最悪です。採用にお金をかけて定着するまでに教育したらまた辞めたとなると育成費用だけでもばかになりません。企業経営は「人」ありきです。
会社で働く社員さんが幸せかどうか、経営者はわかるのだろうか。
その意識をもって仕事をしていれば自ずと答えは得られるのでしょうね(#^.^#)