土光敏夫から学ぶ清貧と復興②
戦後の日本経済に尽力した名経営者たち。その中でもIHI、東芝の社長、そして日本経団連の会長もされた土光敏夫氏の言葉。
現在を生き抜く経営者・起業家・イノベーターの皆様におくる今回の経営のヒントは「清貧と復興 土光敏夫 100の言葉(著)出町譲」を読み解きましょう~\(◎o◎)/!
前回記事
2020/10/2 土光敏夫から学ぶ清貧と復興➀
土光敏夫はサラリーマン経営者
土光さんは会社を創業したわけでもなく、また会社の創業一族でもない。そうサラリーマンなのです\(゜ロ\)(/ロ゜)/
サラリーマンからの出世劇。やはり必要とされる人は、だれもほっとかないでしょうね(#^.^#)
29、社員は三倍、重役は十倍働け(本書よりP78) |
現代の言葉ではすぐにブラック企業と言われるかもしれない一言。土光さんは会社がいつぶれるか分からない。下請けだろうが従業員だろうがみんなで努力して働くということが大事であるという一言。その代わり土光さんは他の人よりもめっちゃくっちゃ働かれていますしね\(◎o◎)/!
戦後の日本人は、本当によく働かれた。その礎に現代の日本があるということを改めて忘れてはだめですね。
46、社長だってセールスマン(本書よりP99) |
東芝が本格的にエレバーターを製造しはじめたときに土光さんは、あの西武グループの堤清二氏にセールスをしたという。数十万円の取引でも社長自らのセールスで「出禁」?になったことも・・・\(゜ロ\)(/ロ゜)/
44、経営者の人事権は独裁権ではない(本書よりP98) |
人事権にあぐらをかくことなく、また人事により人の人生が決まるということ。だから一人で決めるのではなく皆でディスカッションして決める。
土光さんの目線の高低がとても分かりますね\(◎o◎)/!
50、退き際の美学を(本書よりP104) |
~略~要するに己の使命が終わったらと思ったら、シのゴの言わず、さっさと退けばよいのである。~略~(本書よりP104) |
経営者の政権が長ければ権力が集中します。権力を手放すことをしない経営者の「院政」がずっと続くときもありますが土光さんの「退き際の美学」は事業承継をするうえでも重要ですね\(゜ロ\)(/ロ゜)/
会社を辞めたら社会の世のため人のため
会社を辞めた土光さん。ゆっくりと余生を楽しもうと考える間もなく経団連の会長、政府の臨時行政調査会(臨調)と様々な仕事が続きます。
経団連時代には政治家とのやりとり、臨調では無駄な行政の調査にと・・・大忙し( ;´Д`)
83、このままでは日本は破産してしまう(本書よりP167) |
86、増税より無駄を徹底的に洗い直せ(本書よりP179) |
未来の日本を思っての土光さんの思考・行動。現在の私たちに残そうとされている当時の姿に感銘です(´;ω;`)ウゥゥ
今では増税と借金まみれの国ですが・・・・(´;ω;`)ウゥゥ
あとがき
現在の日本と世界を見たら土光さんは何を想うのでしょうか?
物質的に豊かになったが、人としての大事なことが改めて学べた本書をじっくりと人生に生かしたいものですね(#^.^#)