日経新聞で見た2020年1月の感覚
2020年も1月が終わり、残りあと11か月。2017年から始めた日経新聞記事の切り抜き作業が作業だけに落ちていたので、これは何かいいネタないかと思いきや、「あ、1ヶ月の振り返りをやってみよう!」と思ったタイトルの立ち上げ趣旨でしたww
経営者・起業家・イノベーターの皆様におくる今回の経営のヒントは「日経新聞から見る1ヶ月の動き」です!(#^^#)
資本主義の再定義
2020/1/23の記事「資本主義 再定義探る」(日経記事:参照へGo!)
ダボス会議で、資本主義の再定義が話題になったこの記事。資本主義の営利主義により、貧富の格差や環境問題が大きくなった。それは従来の資本主義の否定により、再定義をはかること。中国の「国家資本主義」でもない「ステークホルダー(利害関係者)資本主義」。
10代の環境活動家のグレタさんの報道もあり、各企業とも環境に関してものすごく気を使い始めています。
2020/1/30の記事「ESG変わるマネー3」(日経記事:参照へGo!)
ESG(環境・社会・企業統治)が上場企業に影響を与えています。金融商品でもESGを主とした商品を取り扱いもあり、ESGの意識の低い企業では市場でも評価に影響が出てきています。地球環境に影響を与えるプラスチックの対応を行う企業もしっかりと報道されています。
「ESGを経営の中心に据えないと、淘汰されかねませんよ」(ESG変わるマネー3より) |
SDGSのバッジ流行ってますねΣ(・ω・ノ)ノ!
社会が大きく変化を見せようとしています。「いい会社」がたくさん増えればとてもいいですね(#^^#)
伝統ある企業の戦略とイノベーション
3回シリーズの富士フィルムの、アメリカゼロックスとの買収や経営者の思惑や利害関係者のやりとりが戦略を感じました。
2020/1/15「富士フィルム、決別の師に挑む㊤」(日経記事:参照へGo!)
2020/1/16「富士フィルム、曲折の7合目㊥」(日経記事:参照へGo!)
2020/1/17「富士フィルム、古森氏の後継像㊦」(日経記事:参照へGo!)
ゼロックスと言えば複写機最強の会社(2019/10/22「経営戦略の歴史を学ぶ」参照)でした。そんな日本のゼロックスがアメリカのゼロックスという、子が親を飲むM&Aが報道されるとアメリカ側の株主が噛みついて破談となった話。
アメリカゼロックスの買収へ動くと、そんな「物言う株主」もひきとらにゃーならん「買いたくない」という本誌より・・・
そして新たな戦略が動きます。日本ゼロックス100%子会社化、日立より子会社の買収と。成長するための貪欲な施策が次々と放たれて行きます。
フィルム業だけでは生き残れないという観点から事業展開がものすごく変わっていく富士フィルム。イノベーションを感じます。
イノベーションと言えばクリステンセン教授の死。これは悲しいですね(´;ω;`)ウッ…
2020/1/25「C・クリステンセン死去「イノベーションのジレンマ」」(日経記事:参照へGo!)
世界中のイノベーターに衝撃が、、、お悔やみ申し上げます。
あとがき
日経新聞の記者の方の描き方、そしてその本質を読み解こうとするときに時代の流れが少しだけわかる気がします。
1月を通した日経新聞の内容は、やはりコロナウィルスの影響もありますが、世界の話題も多いと思いました。
どれだけ良質な情報をキャッチアップできるか、これもひとつ重要なことなのでしょうね(#^^#)