チーズの匂いは時代の匂い???
平成から令和へ、新元号になってから4ヶ月がたちました。
みなさまの生活にも何か影響はでてきましたでしょうか?
時代の流れが加速するなかで、新しいテクノロジー、新しい制度、新しい社会と言った旧来とはちがう世の中になってきました。
それはいつの世も同じで学問・科学・政治・文化により様々な時代をへて現在は過去になっていきます。
そんな時代に生きる経営者・起業家・イノベーターの皆様におくる今日の経営のヒントは今から20年前のベストセラーの「チーズはどこへ消えた? スペンサー・ジョンソン著」を読み解きたいと思います(/・ω・)/
変化をどう捉えるか?
本書の主役は二匹のネズミの「スニッフ」と「スカリー」、二人の小人の「ヘム」と「ホー」です。
今まで、たくさんのチーズがあった部屋のチーズがなくなったことから物語の展開が始まります。
チーズがなくなったこと、これが「結果」なのですが、なくなる前の前兆に気付いたか、この前兆が「変化」です
ネズミの二匹は、部屋のチーズが毎日、減っていくことは知っていました。
小人の二匹は、部屋のチーズがなくなってから気付きました。
変化に気付く、気付けば次の行動をどうするかということが問題です。
ここでも二匹のネズミは次のチーズを探しに、二人の小人はがっかりし中々行動にうつれません。
単純と複雑な思考
二匹のネズミは単純な思考で、なくなったら次のチーズを探しに行かなきゃですが、二人の小人は複雑な思考で、今までのチーズのある幸せな生活が忘れられませんでした。
彼ら(ネズミの二匹)にとっては、問題も答えもはっきりしてた。チーズ・ステーションCの状況が変わったのだ。だから自分たちも変わることにした。(本書よりP26 ) |
二人の小人は、今まであったはずの「チーズ」という過去にとらわれてしまうのです。
毎日、なくなったチーズの部屋に行き二人は懸命に部屋を捜索します。しかしチーズはでてきません。
ホーは、勤勉に働いても成果があがるとは限らないことがわかってきた。(本書よりP36) |
変化を捉え変わろうとする恐怖
変化を意識したとき、考え方は2つあります。
変化を受け入れるか、変化を受け入れないか。
受け入れたとき、そこには恐怖があります。今までに経験したことがないこと、思考や行動することはかなりの緊張と不安を感じます。
以前は不安と恐怖で思考力が鈍っていた。十分なチーズがみつからないのではないか、みつかっても望んでいるほど長くもたないのではないか、と思ったのだ。事態が好転すると思うより悪化すると思うことのほうが多かった。(本書よりP57) |
従来どおりの考え方をしていては新しいチーズはみつからない(本書よりP58) |
小人のホーは変化を受け入れ、恐怖を克服しながら新しい思考と行動を身につけます(#^^#)
物事を簡潔に捉え、柔軟な態度で、すばやく動くこと。
問題を複雑にしすぎないこと。恐ろしいことばかり考えて我を失ってはいけない。 小さな変化に気づくこと。そうすれば、やがて訪れる大きな変化にうまく備えることができる。(本書よりP65) |
人生はシンプルに
変化に早く適応すること。遅れれば、適応できなくなるかもしれない。
最大の障害は自分自身の中にある。自分が変わらなければ好転しない。そう思い知らされた。(本書よりP65) |
20年ぶりに読み返した「チーズはどこへ消えた?」ですが、この20年間のあいだに社会は変化しています。
この変化をどう受け入れ、思考し、行動するかで人生に影響を与えることがよく分かりました。
チーズの匂いをかぎましょう。。くんくんww新しい世界にワクワクですね(#^^#)
★変化を受け入れる人にもってこいの記事★