事業計画と経営者の頭の整理
そろそろ2月です。今年もあっという間に1ヶ月たちますね。
今日は事業計画について頭の整理をしたいと思います。
経営者にとって事業計画を作る必要はあるかないか???
私はコンサルタントとして合同会社フリーワークスをおこして2年、経営者として思ったことは、事業計画は必用であると言い切ります。
なぜならば、事業計画を作ることによって、売上の計画をたてることが出来るからです。
そして1年間の費用の計画をたてることにより、頭の中に「数字」が残ります。
月ごとに→年間という組み立てをします。
売上から費用を引いた金額が「会計上の利益」です。
<strong>売上-費用=利益</strong>
これは、あくまで利益が出ているか?という確認です。銀行とか税務署とか報告用に作成する決算書では損益計算書(P/L)がけっこう重要です。
そしてもう一つ、実際のビジネスを回すときに重要なものが「キャッシュ」です。事業経営では、現金が尽きたときが「ジ・エンド」です。
まさに資金繰りを制するものがビジネスを制するです。
ここで大事なのが、企業会計と発想を変えて
「入ってくるお金」から「出ていくお金」をいかに多く残すかがポイントです。
<strong>入ってくるお金-出ていくお金=手元に残るお金</strong>
貸借対照表(B/S)の現金や売掛金、在庫、固定資産、買掛金、借入金等の金額が重要になります。上場企業なんかはキャッシュフロー計算書と言われるものが報告用として追加されているぐらいです。
「会計上の利益」と「手元に残る現金」を理解すること、そしてその理解をするエビデンスとして事業計画は必用となります。
既存ビジネスだけだと肌感覚で回せます。昨今のビジネス環境では、流れがとっても早いので肌感覚に事業計画を突合させ、違和感がないかあわせることがとっても大事です。
経営者の思考と実際の数字で確認することにより大きなずれは回避できます。
状況によりますが精密で緻密な事業計画は必用ありません。遊び(余裕)があってもいいと思います。実際のビジネスと事業計画に誤差が出てきた場合、事業計画自体を早急に変更する必要もあります。柔軟に未来を考える思考と幅が必要です。そのためにも「現在、考えうる未来のこと」を基軸に、明日、明後日、明々後日と日々が動くという事実に基づき、1ヶ月前、3ヶ月前に考えた未来のことの事実が変わっていく可能性があります。顧客の声や、ライバル会社、新製品の投入、価格、大手の参入、市場経済が目まぐるしく変わる中での自社の立ち位置を確認し、攻勢・守勢・傍観という切り替えしが必要になります。
数字を頭の片隅に置き、会社のリソースを理解し、情報を収集し、最も早く事業環境に身を置けるか、予測する力、回避する力、情報収集の力、決断するスピード、会社の財務力を身に着け、事業を楽しみながら資本経済で勝ち抜くことが大事ですね(#^^#)