クラウド会計freeeを使って思ったこと・・・
税理士の岩﨑です。
昨年、クラウド会計freeeを初めて触って、今年の1月にfreeeの認定アドバイザーになりまして早10ヶ月。
8月から重い腰をあげ本腰いれてfreeeを使い始めました(笑)
法人申告2件をfreeeでやってみての感想を記載したいと思います。
freeeを使った率直な感想
①入力の仕方を覚えるまでが大変。
②経理フローの仕組みを作るのが大変。
③クラウド上にデータがあるというのがとっても不安。
④お客さんへのfreee導入に関して、費用の負担の説明が大変。
⑤値決めも大変。
freeeという今までにないソフトを導入すると今までの固定概念が大幅に変わりました。
freee導入より得られるメリット
他のクラウド会計のマネーフォワードも一緒と思いますが、月中の経理フローがそのまま会計に現れる(例えば請求書を発行したら売上が計上される)
すなわち、試算表を作るためにわざわざ経理資料を作らなくてもいいというメリットが出てきます。
よく言われる経営統合パッケージ(ERP)の安価版。(安いもので年間19,800円)
会社のビジネスフローをfreeeにあてはめると、ものすごい効果が発揮されます。
ネットバンキング、カード、交通系カード、POSレジ系など連携すれば自動でデータが取り込まれます。
レシートは写メで、スキャナーで。エクセルでデータも簡単に取り込めます。
freeeをビジネスのプラットフォーム(情報の集約)とすると、とてつもない価値が発揮されます。
クラウド上にありどこでも見れる、分かる、経営数字がより身近になります。
freeeを単なる会計ソフトで申告するための元帳を作るものという従来の会計ソフトと同じ概念で捉えるものでしたら使わなくてもいいと思います。
少人数の企業や、経理に人をさけない企業、スタートアップの企業でリアルタイムの数字をいつもより身近で見たい、そして事業の経営管理のプラットフォーム(情報の集約)として使いたいと考える経営者にはものすごい効果を発揮すると思います。
事業フローをfreeeにのせるまで(freeeを使いこなすまで)は、苦労すると思います。今までやったことないことだから・・・( ;´Д`)
デメリットは、使ってから感じてもらった方がいいと思いますので今回は省略します。(だいたい上記の率直な感想に書いてます。)
税理士から見てのfreeeと今後のトレンド
税理士から見てfreeeは壁が高いな~っと感じました。
なぜなら、今まで使っていた会計ソフトがあり記帳代行という仕事では、資料を頂いて入力するという古典的な作業の中でfreeeを導入するメリットがありません"(-""-)"
新しい入力方法覚えるよりも従来のものを使ったほうが早いという結論。
クラウドにある違和感・・・etc
ただ、今回2社の法人の会計をfreeeを使用して思ったことは「誰でもできる」ということが深く印象に残りました。
誰でもできるという仕事は、なくなっていく仕事。AIが発達してなくなる仕事もあると思います。
今まで以上に、税理士やコンサルタントに求められていくニーズは変化している最中だと感じました。
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弊所は、freee認定アドバイザーです。freeeの導入実績も多々あります。
ご興味ある方はぜひご相談下さい。
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