企業経営において「戦略」の重要性は誰もが理解しています。

計画を練り目標を立て実行することは、ある程度の思考が必要なので「経営戦略」と呼ばれます。

しかし、戦略というものを今までどう捉えていたのか。

良い戦略とは、単純かつ明快である(;゚Д゚)

今回の経営のヒントは「2012/6/23  良い戦略、悪い戦略 (著)リチャード・P・ルメルト, (翻訳)村井 章子」です。

戦略の意味の履き違えを理解しましょう~\(゜ロ\)(/ロ゜)/

良い戦略、悪い戦略 | リチャード・P・ルメルト, 村井 章子 |本 | 通販 |

良い戦略

当時最強と恐れられたフランスのナポレオンとイギリスが戦ったトラファルガーの海戦にてフランス海軍の大軍を少ないイギリス海軍が「戦略」で破りました。※内容は下記参照 トラファルガーの海戦 – Wikipedia

軍事上、少数の兵が大軍とまともに戦っても勝てません。勝つためには、「頭」を使うこと。まともに真正面から戦うことの被害を考え以下に「戦を略すか」に限ります。

企業経営において、計画や目標を立てることが戦略と理解されることも多いかもしれません。

経営コンサルタントがやってきて分厚い経営戦略の資料こそが価値戦略と思うかもしれません。

良い戦略は必ずと言っていいほど、このように単純かつ明快である。(本書よりP4)
必要なのは目前の状況に潜む一つか二つの決定的な要素ーすなわち、こちらの打つ手の効果が一気に高まるようなポイントをみきわめ、そこに狙いを絞り、手持ちのリソースと行動を集中すること、これに尽きる。(本書よりP4)

戦略とは、何か。

戦略とは、組織の存亡に関わるような重大な課題や困難に対して立てられるものであり、それらと無関係に立てられた目標とは異なる。戦略とは、そうした重大な課題に取り組むための分析や構想や行動指針の集合体と考えればよい。(本書よりP10)

組織存続に関わる重大な目的に対して戦略の位置づけがありますね(;゚Д゚)

例えば、大半の買収や合併、大きな投資、重要なクライアントとの交渉などが戦略的であるということ。

本書では、appleのピンチに出戻ったスティーブ・ジョブズの戦略の話しの記載があります。風前の灯火の寸前に手を打ったジョブズ。マイクロソフトからの出資にこぎつけ(appleが倒産したら独禁法に引っかかるよ)、商品ラインナップも数を減らしその後のiPodやiPhoneへと続くのである。

良い戦略には、しっかりした論理構造がある。私はこれを「カーネル(核)」と呼んでいる。戦略のカーネルは、診断、基本方針、行動の三つの要素で構成される。(本書よりP11)

appleの話しはまさに「良い戦略」。「良い戦略」の反対に「悪い戦略」があります。両方を理解することがとても重要です\(◎o◎)/!

良い戦略は、重要な一つの結果を出すための的を絞った方針を示し、リソースを投入し、行動を組織する。(本書よりP22)
矛盾する目標を掲げたり、関連性のない目標にリソースを分割して配分したり、相容れない利害関係を無理に両立させようとしたりするのは、資金も能力もあるからこそできる贅沢である。だがそれはらどれっも悪い戦略だ。(本書よりP34)
戦略を立てるときには、「何をするか」と同じぐらい「何をしないか」が重要なのである。(本書よりP34)

リソースを分散させないことが戦略の重要性。経営者は何でもやりたくなるから自制心が必要です”(-“”-)”

また良い戦略には圧倒的な強みがあるという(;゚Д゚)

悪い戦略の4つの特徴

良い戦略の反対に悪い戦略があります。

悪い戦略とは、単に良い戦略の不在を意味するのではない。悪い戦略をもたらすのは、誤った発想とリーダーシップの欠如である。(本書よりP49)

企業の倒産や事業の失敗には戦略が間違ったことがよく分かりますね

参照記事 やってはいけない経営 | 岩﨑税理士事務所 (tax-iwasaki.jp)

悪い戦略の4つの特徴を見てみましょう。

・空疎であるー戦略構想を語っているように見える内容がない。華美な言葉や不必要に難解な表現を使い、高度な戦略思考の産物であるかのような幻想を与える。

・重大な問題に取り組まないー見ないふりをするか、軽度あるいは一時的といった誤った定義をする。問題のそのものの認識が誤っていたら、当然ながら適切な戦略を立てることはできないし、評価することもできない。

・目標を戦略ととりちがえているー悪い戦略の多くは、困難な問題を乗り越える道筋を示さずに、単に願望や希望的観測を語っている。

・まちがった戦略目標を掲げているー戦略目標とは、戦略を実現する手段として設定されるべきものである。これが重大な問題とは無関係だったり、単純に実行不能だったりすれば、まちがった目標と言わざるを得ない。(本書よりP49~50)

悪い戦略、心当たりはありませんか??\(゜ロ\)(/ロ゜)/

ここでひとつ、さらに勘違いしていることがあります。

それは、戦略プランニングと戦略が誤解されているという。

経営者は戦略が必要だと理解しているが、戦略プランニングと呼ばれるプロセスには不満を抱いている人が多い。というのも、ほとんどの企業では、基本的に業績予想に基づいて三年あるいは五年単位の継続的な予算を組むことをプラン二ングと称しているからだ。これでは、予算編成とセットで戦略ができあがるという誤解を与えかねない。(本書より73)

計画を立てること自体で戦略とは言わないことに注意が必要です。

今まで事業計画の数字が戦略の目標と理解していた私は衝撃的ですww

業績目標と戦略目標はちがう・・・(;゚Д゚)

良い戦略は、一つか二つの決定的な目標にエネルギーとリソースを集中投下し、それを達成することによって次々と新しい展開へとつなげていく。これに対して悪い戦略では、いろいろなことを詰め込みすぎてごった煮状態の目標が掲げられていることが多い。(本書よりP77)
~略~「長期的」という言葉が追加される。これでも今日明日やる必要はない。(本書よりP77)

悪い戦略あるあるは、現実的でない目標のため「長期的」にという言葉で濁されていくのである\(゜ロ\)(/ロ゜)/

なせうまくいかなかったのか、なぜ改善がむずかしいのか、その原因を見つけようとしない限り、良い戦略をたてることはできない。(本書よりP80)

良い戦略は、組織にとって重要な解決すべき問題であること、目的の本質を見極めることが重要です(;゚Д゚)

あとがき

良い戦略と悪い戦略、それぞれに設定する目的が何なのか。

この目的を間違えると経営は失敗してしまう可能性が高くなりますね(;゚Д゚)

次回へ続く~!