仕事があるから人は成長できる。

仕事があるから人は明日を夢みて頑張れる。

今回の経営のヒントは「2020/3/17 障がい者だからって、稼ぎがないと思うなよ。: ソーシャルファームという希望  (著)姫路 まさのり」です。

人が主体的に働く理由をしっかり考えましょう\(゜ロ\)(/ロ゜)/

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ソーシャルファームで働く

本書では障がい者の方が働く場所としてソーシャルファームという事業形態の話の取り組みが書かれています。

ソーシャルファームとは、「SOCIAL=社会的な」+「FIRM=企業」という意味を持ち、障がい者雇用の場に「どうしたら利益を上げられるのか?」というビジネスの視点を取り入れることにより、一般の企業と競争できる事業を展開する取り組みだ。(本書よりP6)

「働いてお金を稼ぐ意味」「自立」とは何か、障がいをもつ人たちがどのように働けるかを示唆した内容です。

本書でも障がい者の方が働ける場所を作ることは、健常者の方が経営という大きな部分の舵を取り仕組みづくりをされています。

予約の取れないレストランとして紹介されている「ほのぼの屋」

ほのぼの屋へようこそ – ほのぼの屋 (honobonoya.com)

年商2億のクッキー製造販売として紹介されている「がんばカンパニー」

がんばカンパニー (kyosei-symphony.org)

福祉事業や社会課題を解決する事業に、利益を出して儲けるという概念がソーシャルファームにあります。

大きな視野で見た時、企業経営における「利益」の源泉が、継続的に経営を続けるということが出来るということはとても重要なことです。

視点をズームインしたとき、そこで働く障がい者の方にとってそれぞれの意義が見えてきます。

月10万あれば将来が考えられる(本書よりP17)

月10万あれば働き方がわかるという「ほのぼの屋」でのページにありました。

「一流のレストランを作ろう!障がい者が頑張って働いてますから、お涙頂戴で来て下さいではアカン。一般市民が利用できる障がい者施設を・・・いや、障がい者施設を作るのではなく、レストランを作るんだ!」(本書よりP24)

売れるビジネスモデルを構築できれば、雇用が生まれます。その雇用に障がい者の方が活躍できる場を提供できるのが秀逸な経営者です。

人が働く理由を改めて考えると生活、お金、やりがい、成長とあります。それはだれでも同じだということ。

彼らの中で違っていたのは「働いてる」と「働かされている」という、似て非なる感覚だった。(本書よりP28)
~略~彼ら自身が主体的労働者へと変わっていったのだった。(本書よりP29)

心理的状況の変化がよく分かります。自分自身の成長や顧客のためにと思うと仕事のレベルも変わっていきますね(´;ω;`)ウゥゥ

仕事に対する「誇り」は、とても重要な要素だ。

頼りにされた事で、その役割を心に刻み、働く幸せを実感できる。責任感が日々のやりがいを生み、それが生きがいにつながるのだ。(本書より99)

感情が動くと、人間の行動変容が変わっていきます。こういった体験は人が幸せを感じる要素でもあります。充実した人生の一部になります。

企業や経営者、マーケターの役割として

障がい者雇用を作るためにビジネスを考えようという発想がどうも問題なのかなと思います。

顧客がいる市場に対して顧客が欲するサービスを提供する役割として企業や経営者、マーケターがいます。

利益のでるサービスを考え多様性のある人々が働ける場所を提供するのが経営の役割に変えていかないといけません。

近年、「CSR」(企業の社会的に責任)の重要性が叫ばれているが、障がい者雇用は社会貢献という考えは、障がい者はお荷物という差別意識に繋がる大いなる誤解である。また、なぜ障がい者雇用を経営戦略に盛り込めないのかといえば、それは、障がい者を儲けの道具にしているという批判を招きやすいからだ。この二つの問題をクリアしなければ、一般企業における障がい者雇用の現状は、次のステップへ進めないのだ。(本書よりP200)

企業が経営者が単に「障がい者雇用」という言葉を捨て、多様性のある人々が働ける場所を創るという発想で心のバリアフリーになるのではと思います。

あとがき

先日、「株式会社つくし更生会」へ会社見学する機会がありました。

つくし更生会は見事にソーシャルファームというより普通の会社でした。

体現している企業ある、そこで働く人たちがいる。

ほんと素晴らしいです(*´ω`*)