「ひとつのやり抜く力」より「様々なことをやり続ける力」

ひとつのことを早くからずっと続けることが成功への道だと言われたことはありませんか?

専門特化という言葉があてはまると思います。しかし最新の研究では、幅広く経験し多様な視点を持つ「知識のレンジ(幅)」のある人たちが成功しているということが分かってきました。

複雑化する多様な社会に、私たちビジネスパーソンも知識のレンジ(幅)を持つ必要があります。経営者・起業家・イノベーターに送る今回の経営のヒントは「RANGE(レンジ) 知識の幅が最強の武器になる (著)デイビッド・エプスタイン」を読み解きましょう~!\(゜ロ\)(/ロ゜)/

 

 

 

 

 

 

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過去参照記事

2020/8/7 エキスパートの時代は終わった???

グリッド(やり抜く力)も問題がある?

1万時間の経験でプロになる、仕事の習熟は時間と経験の長さであるということは昔から言われています。

やり続けることの重要性も聞きます。

本書も有名ですね\(゜ロ\)(/ロ゜)/「GRIT やり抜く力 (著)アンジェラ・ダックワース」

 

 

 

 

 

 

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しかし、グリッドが強すぎると問題もあるようですね\(゜ロ\)(/ロ゜)/

「やり抜く」ことは、ある意味「美学」かもしれません。しかし、「やらない」という選択もとても重要です。

「『勝者は決してやめない。やめる人は決して勝てない』」などの格言は、善意から出た言葉だとしても、アドバイスとしては非常によくないと思う。』レヴィット(ヤバい経済学の著者)は自分が持っている重要なスキルの一つとして、「断念すること」を挙げる。プロジェクトでも、研究分野全体でも、ほかにより適したものがあれば断念する。(本書よりP184)

やり抜くことは、何かを投下したことになります。投下したものはすべて時間やお金で評価できます。人はサンクコスト(埋没費用、過去に投下した資金・材料等)を気にしすぎて、一度手に出しことはなかなかやめれないと本書にもあります( ;´Д`)

サンクコストの呪縛を乗り切れるか、意思決定の「決断力」が重要です。

そのためには、自分に最適な対象を見つける確率を高める行動が必要になる。ただし、その行動は、人生の戦略としては一見よくないように思えるかもしれない。なぜなら、その行動とは「短期計画」だからだ。(本書よりP202)

ひとつのことを極めるとその世界でしか物事が見えなくなる恐れがあります。専門家特有の、「業界の常識、世間の非常識」にならないように、ある一定の間隔で別の物事を捉えることが重要ですね\(◎o◎)/!

いろいろな自分を試してみる

フランシス・ヘッセルバインは、本書でもいろいろな自分を試した素晴らしい人です。私も本書で初めて知りました\(◎o◎)/!

Wikipediaにあるかな?と思いつつ、記載がありませんでした。日本ではそれほどメジャーではないかもです。

フランシス・ヘッセルバインは1915年生まれのアメリカ人の女性です。ボランティアとしてガールスカウトのリーダーになり、その後、「報酬のある仕事」に就き、その次に全米ガールスカウト連盟のCEOとなりました。(1976年7月4日)

1990年にガールスカウトの仕事を引退、ヘッセルバインは非営利の財団のCEOになったのだ・・・\(゜ロ\)(/ロ゜)/

経営思想家として崇拝されているピーター・ドラッカーは、ヘッセルバインはアメリカで最も優れたCEOだと言い切った。(本書よりP210)」

ヘッセルバインは多様な価値観を重視する当時としては女性のリーダーだ。ドラッカーにも言わしめたヘッセルバインの50代から始まったプロフェッショナルとしての素晴らしいキャリアは他に類をみないと本書より。

これほどまでのキャリアを積んだヘッセルバインは、意図していたのでしょうか。

ヘッセルバインは、『リーダーになる準備をしていたとは思わなかったし、リーダーになるつもりもなかった。ただ、その時々で必要だったことをして、そこから学んできただけ」と言った。(本書よりP212)

ヘッセルバインは、その状況や環境により様々な重要なことを学んだと本書でも語っている。やはりここでも様々な経験を通して学習した知識は幅広いレンジ(幅)となっている最たる例ですね\(゜ロ\)(/ロ゜)/

「みな長期計画でなく、短期計画を実践してきた。」(本書よりP214)

最初の道から外れるのは異常ではなく当たり前だ、とのこと( ;´Д`)

画家のファン・ゴッホもナイキの創業者フィル・ナイトもダーウィンも「ER」や「ジュラシックパーク」の小説家のマイケル・クライトンも、だ\(◎o◎)/!

仕事や生き方の好みは、ずっと同じではない。なぜなら、人間は変化するからだ。(本書よりP217)

コロナ禍で価値観が変わったということもあります。外部環境・内部環境により変化はしていきますね\(゜ロ\)(/ロ゜)/

心理学者のダン・ギルバードはこれを「歴史の終わり幻想」と呼ぶ。私たちの望みやモチベーションは、時とともにかなり変わっている。(本書よりP217)

ギルバードの研究は、18歳から68歳までの19,000人以上の好みや価値観等を調べ、その一部の人にこの先10年間で自分がどれぐらい変化するか予測してもらい、それ以外の人は過去10年間の自分の変化を振り返ってもらったと。

予測をした人たちは、「今後10年で自分はほとんど変わらないだろう」と回答した。一方、振り返った人たちは、「過去10年間で大きく変化した」と言い、喜びや安心、成功、誠実さなどの価値観も変化し、休暇や音楽、趣味などの好みは変わり、友人すら変わったと答えた。(本書よりP217)

ここで言いたいことは、人は変わることができる。

そして「ひとつのことだけでなく、幅広く知識を身に着けることが可能だ」ということですね\(゜ロ\)(/ロ゜)/

「まず行動、それから考える。」(本書よりP224)
「それらの可能性は、実際に行動することで発見できる。新しい活動、新しいネットワークの構築、新しいロールモデルの発見によって、人は可能性に気づく」。私たちは自分がどんな人間なのか実践をして学ぶ。理論からではない。(本書よりP224)

様々な行動により、いくつものストーリーが生まれ「偶然の可能性(チャンス)」は大きくなりますね\(◎o◎)/!

壮大な計画を立てるよりも、すぐに実施できる実験を見つける。「『試して学ぶ』であって、『計画して実行』ではない」とイバーラは言う。(本書よりP226)

ビジネスを回す上でも、重厚な長期計画を立てるよりも、デザイン思考の発想で「とりあえず市場に投入、そしてマーケットの意見で修正していく」という、短期・速攻という計画が知識のレンジ(幅)も多い。ユニクロ創業者の柳井さんも1勝9敗ですしね\(◎o◎)/!

ソフトバンクの孫さんもすべてがすべてうまくいっているわけではないがレンジ(幅)で最終的には優位にいっているのかな?

あとがき

やり抜くことも大事だが、幅を広げることも成功への確立をあげることにつながることが分かりました。

様々な興味が、いつ花開くかは楽しみでもありますね(#^.^#)

次回へ続く~