知的財産の活用は企業にとって重要な戦略です。

経営者・起業家・イノベータの皆様、そこで今回の経営のヒントは「レシピ公開「伊右衛門」と絶対秘密「コカ・コーラ」どっちが賢い?特許・知財の最新常識 新井信昭著」です!

 

 

 

 

 

 

知財を考える

一般的に知財活用というと特許や商標、意匠や著作と思われます。

知財は知的財産のことであり、広義で言うと会社のノウハウも該当します。

ほとんどの人が特許を取りたいが、すべての秘密がバレるので特許は取りたくないというのをよく聞きます(一一”)

本書は、特許の仕組みや、歴史、事例等が分かりやすく記載されていています。知財戦略ってなんだ?の初歩の本として読みやすく理解できる構成になっています(#^^#)

日本の技術は世界一が失われた20年を作ったのか?

キーワードは「知財コミュニケーション力」と「見せない、出さない、話さない」です。(本書よりP17)

アイデアを特許にするとき、新規性(特許の出願時点で新しいもの)・進歩性(容易に発明できるものであってはならない)・先願主義(一番早く提出した人に特許権を与える)ということがとても大事になってきます。

特許にするときは、他の人に「見せない・出さない・話さない」がとっても大事です。マネされたりパクられるとせっかくの苦労をしたアイデアが・・・(#^^#)

特許を出願すると1年半後にインターネット上に公開されます。また過去の特許情報もインターネット上に見れるようになりました。

日本のアイデアが全世界にさらされている(本書よりP30)

外国の企業が日本の特許庁のHPへアクセスし、公開されている特許を研究し利用できるものを自社で利用している驚愕の事実!!!(゚Д゚;)

確かに日本国内のみ独占するならば海外で特許をとる必要はないのですが、日本の企業が多大な時間と人と金を投資してきた特許が、公開ページからだけで利用されることは何とも気分が・・・(一一”)

日本企業も特許をとるだけの数値目標で、何でもかんでも特許をとることだけに躍起になればその中には海外企業にとってのお宝はありますよね。

年間30万件以上の特許出願されていますので無料情報!Σ(・ω・ノ)ノ!

ある外国企業のトップが「技術は自分たちで作り出すものでなく、外から手に入れるもの」だと明言したそうです。(本書よりP38)

あぁ~(´;ω;`)ウゥゥ

技術大国の日本の技術が、海外の国と差がなくなってきたという事実、バブル崩壊からの20年により、日本の知的財産は海外に放出されてしまった事実はあるようです。うーむ、失われた20年はこのような事情も考えられますよね(゚Д゚;)

それでも必要な特許戦略!

特許出願は怖いけど、やっぱり必要な特許!出願を見極めるポイントです。

ポイント1 その特許が現在または将来の自分のビジネスに役立つかどうか。

ポイント2 自分のアイデアをもとに作られた製品を見ただけで、他者がそのアイデアを真似できるかどうか。

ポイント3 自分のアイデアをパクった者が現われたとき、裁判で戦う覚悟と勇気と費用があるかどうか。(本書よりP53)

自社のビジネスモデルの中に特許を埋め込みさらに価値あるビジネスにできるとき、特許の取得はビジネスモデルを他社に模倣されない可能性があり大きなマネタイズの武器となります!(#^^#)

あとがき

経営者が知財を意識した経営は、改めて重要なことが分かりました。

「知財コミュニケーション力」は社内で、知財活用が当たり前に話される状況になれば、資源の少ない企業にとっては「知」が「財」になり企業経営自体をブルーオーシャンへいざなってくれる可能性があります。

経営者の頭の中だけでなく、会社全体の知的財産を意識した経営、コミュニケーションを活かしたいものですね(#^^#)