スターバックス成功物語から学ぶ➀

世界中で有名なカフェ「スターバックス」。スターバックスを発展させた、ハワード・シュルツ。夢に対して情熱をもってビジネスを拡大させた名経営者。事業拡大、組織化、マーケテイング、採用とありとあらゆる分野が一冊にまとまった「スターバックス成功物語 (著)ハワード・シュルツ」。経営者・起業家・イノベーターの皆様におくる今回の経営のヒントを壮大なストーリーで読み解きましょう\(◎o◎)/!

 

 

 

 

 

 

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人生をかけてもいいと思うものに出会うこと

スターバックスCEO(本書の当時で)ハワード・シュルツは、最初からスターバックスの経営はしていませんでした。その時は、別の企業(雑貨屋)の優秀な副社長という職にいた。シアトルの小さい小売店がある商品を大量に注文したので、興味がわいたハワードはその店を訪ねたのでした。そこはシアトルにある「スターバックス・K-ヒー・ティー・スパイス」というお店。そこで飲むコーヒーからハワードの人生が変ります。

自分の心をとらえものはほかの人たちをも魅了する(本書よりP31)

私はスターバックスに惚れ込んだ。目の前に未知の新しい文化が出現したのである。それは獲得すべき知識であり、探索すべき領域だった。(本書よりP36)

人は、自分の人生をかけてでも全うできる仕事に出会えると、とても幸せなことです。ふとしたきっかで出会えることでつかめるか、だからこそ人生は全力で生きるのがいいということかもしれませんね(#^^#)

ハワードは勤めていた会社を辞めてスターバックスに入社します。世に広めたい、大きく拡大したいと思う人と今のままでよいと思う人。会社とは、多様な人が働く場ですし、経営者がどのような想いで経営をするかだ会社の形も違います。ハワードはイタリアで知った「エスプレッソ」をスターバックスで広めたかった。しかし、スターバックスで出来ないことが分かるとスターバックスを辞め自分の会社を創ることにしたのだΣ(・ω・ノ)ノ!

今が絶好のチャンスなのだ。このチャンスをつかまずに、現状に甘えてリスクを避け、いたずらに時を過ごしていたら、チャンスは二度と戻ってこないだろう。(本書よりP82)

ハワードの意思決定が、「情熱」により動かされているのがとても分かります。目の前のチャンスがあるときに動けるかどうか、「臭い」をかぎ分ける力もすごいですね。ハワードの父親の影響があるかもしれません。ハワードの父親はなかなかいい職につけず苦労したようです。そしていい仕事に就いていたハワードは、そんな冒険のしない父親に別の価値観を頂いていたと思います。

新しい店の名前は「イル・ジョルナーレ」

新しい会社で出資を受ける

産科医の医師から「イル・ジョルナーレ」は出資を受けます。初めての外部資本です。

いかに優れた事業計画でも、それを推進する人たちの熱意と誠意がなければ成果を上げることはできない。(本書よりP94)

素晴らしいアイデア、秀逸なビジネスモデル、優秀な人材、素晴らしい夢を語る経営者・・・しかし途中で資金繰りがきびしくなったりビジネスが回らなくなったりすることもある。それが起業である。しかし、投資家から見て企業を起こし回すというのは、ビジネスだけを見ているのではない。「人」を見ているのである。

「成功する人は、ひたむきさが感じられる。」(本書よりP94)

何事も一筋縄ではいかない。新しいもの築きあげるということは、貪欲なまでの繰り返し繰り返しできること。

最高のアイデアとは、ほかの人たちよりも先に必要性を発見する鋭い感覚と心構えにほかならない。(本書よりP102)

ひとりで出来ること、チームで出来ること、ここにビジネスのスピード感があるような気がします。起業し、ビジネスを回すまでには以下に早く回すことができるかがポイントとよく言われています。マーケットを創造するまでの資金調達をし赤字ズブズブで経営をする。とってもハードなことができるのか。精神的なタフさを感じます。

会社を組織してみれば、自分一人では何もできないことがすぐわかる。心から信頼できる協力者、自分とは違う能力を持ち、価値観が同じ人物を発見できれば、さらに強力な企業を築くことができる。(本書よりP110)

ハワードは新しい仲間を手に入れます。自分の長所と、短所があれば又はできないことは、その得意な人に任すこと。自分の最大限のパフォーマンスをどこに主軸として置くのか、経営者としての才覚を感じます。

そして、ハワードが去ったスターバックスの身売り話が出たのである。イル・ジョルナーレがスターバックを買収したのだ。社名は「スターバックス・コーポレーション」

あとがき

人生をかけてもいい仕事と出会えることはとても幸せなことだと思います(#^^#)

ハワードが本書の記載で

~略~利益の追求を第一とするのではなく、正しい価値観と人材を基盤とした経営が必要である。その要は真心にほかならない。(本書よりP9)

本書の日本の出版が1998年、当時のアメリカは株主第一主義。ハワードの考え方が日本的経営とも感じ取れるこの本書にアメリカン人であるが日本人のような感覚を覚えた本でもあります。

次回へ続く~(*´ω`*)

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