「自己実現」や「やりがい」、「成長」といったことを意識して仕事をするビジネスパーソンたち。

自信の内発的動機づけにより最大限に時間と心身を投下して充実感を得ることに快感があります。

充実感と紙一重に体や精神を壊したりすることも無いとは言えず、、、(;゚Д゚)

今回の経営のヒントは「2018/5/15 自己実現という罠  (著) 榎本 博明」です。

自己実現というポジティブな心を利用してくる経営者や会社を理解することも重要です。

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自己実現という罠

モチベーション研究の本を調べていると「自己実現」や「内発的動機づけ」といった言葉をよく目にします。

自己から生じるやりがいや意欲はとても仕事をするうえで重要です。

その感覚を利用してくる経営者やブラックな企業があります。

金銭報酬にとても見合わない過大な要求を突きつけられて、搾取されるような働き方強いられてるのに、あたかも「自分のため」に働いているかのような錯覚に陥る。(本書よりP9)

ううむ、、、(;゚Д゚)

このような動きをみると、内発的動機づけ、内的報酬といった心理学の概念を経営側が悪用してるとしか思えない。(本書よりP11)

思い当たる方、手を挙げてください(;゚Д゚)

「活躍したい」「輝きたい」と思う人々。やりたい仕事好きなことをみつけようといったキャリア指導が弊害になっていると。

仕事に対するモチベーションの高い層は、「活躍」とか「輝く」といったメッセージに踊らされ、現実とのギャップに苦しんでいる。あるいは、本人ははっきりと意識していないかもしれないが、私生活を犠牲にして、無理せざるを得ないような状況に陥っているのではないだろうか。(本書よりP21)

意識はある、しかしそれが心身や周りの人に過度な負担をかけていないか。仕事やししゃーない、といった言葉が出始めていると上記のような無意識にしているかもしれません。

自己実現が仕事にすり替えられた

自己実現という言葉はマズローの「自己実現を求める動機のことを成長動機と呼んでいます」と本書より。この自己実現は人によってそれぞれ違うのが確かですが「仕事で自己実現すべき」といったメッセ―ジが最近の風潮だという。

意識高い系と言われる人々もいるようにビジネス書も多々ありますしね\(◎o◎)/!

マンガ家の蛭子さんがなるほどの一言を言っています。

「仕事でやりがいや生きがいを見つけようとするのが間違い。働くことに意欲を求めるのがおかしいんです。仕事で輝くという人生は変。人は、競艇場で輝くために働くんです。」(キャリコネニュース2015年5月17日)

趣味や余暇の充実のために手段として仕事がある、なるほどです(;゚Д゚)

真っ白な新入社員さんや初めてのアルバイトさんなど、まだ仕事経験がない人たちは洗脳がしやすいという。

・金のためではない、やりがい

・どんなに疲れても限界まで頑張った達成感

・お客様の笑顔のため

・自分の成長のため

「報酬より働きがいを重視する人たちは、経営者にとって都合のいい存在です。本来、「働きがい」と「残業代」は両方手に入れられるものなのに」(AERA)(本書よりP81)

➀労務として提供した➁対価を求めることは当然、サービス残業がまだ全盛のときですもんね(2014年時)

やりがい」は、あくまでその2点(➀と➁)を満たした上で、人によっては得ることができるという「おまけ」にすぎません。(本書よりP82)

フリーランスになると「なるほど」と過去のように捉えてしまいます。感じ方は人それぞれの環境によりますね。

あとがき

自己実現が罠、ということに本書で初めて理解できました。

どうしても自分のせいにしたり、自分の力で何もできなくなる無力感まで追い込まれることが起こります。

いろんな意味で気を付けないといけませんね。

次回へ続く~\(◎o◎)/!