複雑な問題の先にある構造を捉えるキツネ?

知識の幅が予測力をあげるんだ!

ひとつのことを早くからずっと続けることが成功への道だと言われたことはありませんか?

専門特化という言葉があてはまると思います。しかし最新の研究では、幅広く経験し多様な視点を持つ「知識のレンジ(幅)」のある人たちが成功しているということが分かってきました。

複雑化する多様な社会に、私たちビジネスパーソンも知識のレンジ(幅)を持つ必要があります。経営者・起業家・イノベーターに送る今回の経営のヒントは「RANGE(レンジ) 知識の幅が最強の武器になる (著)デイビッド・エプスタイン」を読み解きましょう~!\(゜ロ\)(/ロ゜)/

 

 

 

 

 

 

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過去参照記事

2020/8/7 エキスパートの時代は終わった???

2020/8/11 試しながら学ぶ!

2020/8/14 温故知新がイノベーション!

専門家がはまる罠

本書では、知識の「幅」がいかに重要かが説かれています。

専門家が予測する未来は当たる確率は高いのか、本書にテトロック博士と他共著者が研究した「超予測力」の記載がありました。

テトロックと共著者が「超予測力」の中で使った言葉を借りると、「おおよそ、チンパンジーのダーツ投げと同じくらいの正確さ」だった。(本書よりP304)

当たるも八卦当たらぬも八卦・・・未来の予測、当たると「ドカーン!」ですが、サンクコスト(埋没費用)を考えるとなるだけ未来を予測し、成功したいものですが、専門家と言われる人が予測した未来の表現が「予測が間違いである確率も高かった」ということらしいです\(◎o◎)/!

テトロックがつけたニックネームに専門家を「ハリネズミ」、知識の幅の広い「キツネ」と。

「でかいことを一つだけ知っている」視野の狭いハリネズミと、「たくさんのことを少しずつ知っている」統合的なキツネだ。(本書よりP305 ) 

専門家のハリネズミが不要だとは言っていないと本書より\(゜ロ\)(/ロ゜)/

彼ら(専門家)はとても重要な知識を生み出している。(本書よりP316)

専門家の深い思考や研究により新しい知識はどんどん更新されていきます。やはり新しい知識は必要不可欠ですね!(^^)!

キツネが幅を広げていく??

深さと広さのハリネズミとキツネ。

予測力をあげるため知識は、必要なのですが・・・

ハリネズミは複雑の背後に、自分の専門分野の枠組みに基づいた、シンプルかつ決定論的な因果関係のルールを見いだす。それは、チェスボード上で繰り返されるパターンのようなものだ。キツネは他の人々が因果関係だと誤解するものの中に、複雑さを見る。そして、因果関係のほとんどは、決定論的ではなく確率的だと理解している。(本書よりP316)

因果関係は確率論なんですね\(◎o◎)/!

簡単に言うと、予測者は、問われている出来事の中身にだけフォーカスするのではなく、根底にある構造が似ている出来事のリストをつくり、それによって予測の精度を高める。(本書よりP317 )

「構造」を捉える。そこにはアナロジー思考が働いています\(◎o◎)/!

腕の立つ予測者は目の前にある問題から離れ、構造的に共通性がある全く無関係な出来事について考える。経験から得られる直感に頼ったり、専門とする一分野に頼ったりはしない。(本書より318)

たくさんのことを少しずつしっていること、本書での知識の幅ということにつながります。

予測が外れると信念を修正する必要があると本書では言っている。

このことは、一つの言葉で表すことができる。「学習」だ。学習では、経験をすべて脇に置かなければならない場合もある。(本書よりP318 )

新しい知識を得るための、振り返るために学習を通してさらに進化していくのは、頭の固い専門家には難しいそうだ・・・( ;´Д`)

やはり「柔軟性」がいつの時代も必要だ!

あとがき

構造を捉えること、本質に近づくことが最も重要なことである。深い知識も世の中に役立ってこそである。しかし、どのタイミングで世の中に役立つか又は忘れらていくか、大事なことは、埋もれていく知識をしっかりと掘り出していく「きつね」とか、「アウトサイダー」も重要ですね(#^.^#)

皆でイノベーションを起こしましょう!

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