現代社会と昭和な時代の制度のジレンマ

「一億総中流は既に幻だ!」

歴史を振り返ると、それぞれの時代には制度があります。古くは平安時代、鎌倉時代、室町時代、安土桃山時代、江戸時代、明治・大正・昭和・平成と令和の時代に続きます。

時代の過渡期に変換点があります。古くからの権力が崩壊し次の権力への移行が行われます。平安時代の貴族文化から武家政権へ、そして幕末と近代国家の樹立、帝国主義から戦後の民主主義と時代背景は変化していきます。そしてコロナショックは時代のベクトルの転換期かもしれません。

どの時代でも築き上げた制度が崩壊するのは世の常。戦後日本の築きあげた制度もコロナショックで露呈した、限界がきているということ。

思考も行動もニューノーマルの時代へと移行する段階時に、経営者・起業家・イノベーターの皆様におくる今回の経営のヒントは「コロナショックと昭和おじさん社会 (著)河合薫」を読み解きましょう~\(゜ロ\)(/ロ゜)/

 

 

 

 

 

 

 

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昭和の時代の幻想は続いていた

かわいいおじさんのイラストが表紙にあった本書。

中身をパラパラと本屋さんで確認すると、「なるほどな~」と納得して即購入。

気が付けば日経新聞広告記事欄でも重版決定だとのこと!\(゜ロ\)(/ロ゜)/

今の日本社会のしくみは、1970年代高度経済成長期の「社会のカタチ」を前提につくられたものです。「長期雇用の正社員」「夫婦と子供2人の4人家族」「ピラミッド型の人口構成」といった昭和期のカタチをモデルにしています。(本書よりP5)

このモデルが日本人の憧れ、「一億総中流」のモデルになっているとΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

潜在的に植え付けられていますね、いい大学にいい会社に入って結婚して子供を作って30年ローンでマンション買って会社を退職したら退職金で嫁と一緒に旅行するぞと考えるサラリーマンの皆様、、、(´;ω;`)ウゥゥ

当たり前と思っていたイメージが、「昭和おじさん社会」\(゜ロ\)(/ロ゜)/

昭和のカタチが平成にまで引き継がれその限界として、正社員でなく非正規、フリーランス、介護など山のような問題が発生している。

コロナショックにより昭和、平成で引き継いだ過去の制度がコロナショックで綻びが露呈したということ!\(゜ロ\)(/ロ゜)/

「勝ち組・負け組」から「自己責任」社会へと変化していく格差社会の日本。企業でもバブル崩壊によりコストカット、リストラ、成果主義の導入により失われた数十年。その間に小泉首相の構造改革や民主党の政権移行、リーマンショックに東日本大震災と目まぐるしく変わる戦後日本。

追い打ちをかけるようにのコロナショック。

会社に行って普通に働くという、当たり前の環境が崩壊したときに起こることなんて誰も想像したことすらないでしょうね"(-""-)"

2019年の師走、経団連の中西宏明会長は定例の記者会見で、新卒一括採用、終身雇用、年功序列型賃金が特徴の日本雇用型の見直しを求めた。(本書P84)

大企業が、昭和の時代の制度の限界に諦めた瞬間だったのかなと思いますね\(◎o◎)/!

コロナ禍とニューノーマル

コロナと共にのこれからのニューノーマル。

ニュー・ノーマル(英語: New Normal)は、ビジネスや経済学の分野において、2007年から2008年にかけての世界金融危機やそれに続く2008年から2012年にかけての大景気後退(英語版)の後における金融上の状態を意味する表現。この言葉は、以降、様々な文脈で用いられるようになり、かつては異常とされていたような事態がありふれた当然のものとなっていることを意味するようになった。(Wikipediaより参照)

常に変わる「新しい標準」。

働き方もどんどん変わっていく。本書のくくりは働くとは、そしてこれからの働き方、みながつながり幸せに暮らせる方法も学びになります。

「多様性」という言葉に流されずに、きちんと認め合い受け入れる土壌が必要だなと本当につくづく思います。自分や家族のことだけで大変な時期でもありますがやはり1人1人の「思いやり」という言葉が改めて大事だと気付きます。

社会とつながり、よりよい豊かな社会への展望は昭和の幻想、制度をどのように変化させるのか複雑な問題にも直面しますが前向きに問題の解決をしたいものです\(◎o◎)/!

あとがき

昭和の幻想、でもやっぱり人は豊かになりたかったのも事実と思います。物質的な幸せより、精神的な幸せの「心の時代」へと変化しています。

ニューノーマルで生きるとき、迷いや判断の意思決定も、過去の歴史を振り返ると人はその時々で生き抜く知恵があったのは確かです。いい知恵を皆で出し合いたいものですね。本書を読んで思考を広げていきましょう!(#^.^#)

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