スターバックス成功物語から学ぶ➂1992-1997

世界中で有名なカフェ「スターバックス」。スターバックスを発展させた、ハワード・シュルツ。夢に対して情熱をもってビジネスを拡大させた名経営者。事業拡大、組織化、マーケテイング、採用とありとあらゆる分野が一冊にまとまった「スターバックス成功物語 (著)ハワード・シュルツ」。経営者・起業家・イノベーターの皆様におくる今回の経営のヒントを壮大なストーリーを引き続き読み解きましょう\(◎o◎)/!

 

 

 

 

 

 

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前回の記事

2020/5/12 スターバックス成功物語から学ぶ➀

2020/5/15 スターバックス成功物語から学ぶ➁ 1987-1992

誰と共に仕事をするのか

スターバックスは上場にむけて動き出します。IPO(新規公開株)にあたりアメリカ中の投資銀行のどの会社といっしょにやるのか。悩みどころです。

価値観について語るのはたやすいが、それを実践することは難しい。そしてそれ以上に困難なのは。その価値観が本物なのか、単なる飾り物なのかを外部の人間が判断することである。ウォール街が価値観を重視することなどあり得ないのだ。(本書よりP240)

スターバックスの価値を理解し、ともに分かち合えるパートナーを探すこと。ここもとっても大事ですね。単なる金儲けを考えるウォール街のやつらじゃダメってことですねΣ(・ω・ノ)ノ!

1992年6月26日スターバックスはNASDAQで上場を果たしました。

株式を公開したという爽快な気分とは裏腹に、毎四半期、毎月、いや毎日、自分が株式市場の奴隷だと実感させられるのは屈辱的なものである。(本書よりP249)

マーケットは、毎日数字で評価される。時価が上がると名経営者、時価が下がるとポンコツ経営者。利益があがり1株あたりの利益が大きくなればなるほど経営者の価値は上がる。富と名声は、いかに利益を出すかことに捉われる経営者が多くなります。

スターバックスの出店は、同じような店の模倣が出てきます。もっと出店を多く・加速して成長を急ぎます。急成長すれば必ず問題が生じます。年輪経営で有名な伊那食品の塚越会長も、従業員の負担にならないように少しずの成長がいいと。スターバックスは、同じ価値観とチーム力で乗り切ろうとしている。

答えが書物の中に見つかることは、ほとんどなかった。評価の高い他の企業の行動を観察することが何よりの指針となる。しかし、急成長を遂げつつ高い水準と価値観を保ち続けるという難問に取り組んだ企業は、残念ながらごくわずかしかない。(本書P265)
会社が成長していくある段階で、起業家もまた、経営の専門家に成長しなければならない。しかもそれが自分の気質に合わない場合が多いのだ。私も、多くの分野で自分より優秀な適任者を雇い、意思決定権を大幅に譲渡しなければならないことには早い段階で気づいていた。(本書よりP269)

本書P264~274は経営者になれるか、ということがめちゃくちゃしっかり描かれています。スターバックスが大きく成長するなかで、経営者自信の成長、それは仕事を手放していくこと権限移譲していくこと。そして管理の仕組みを組み込まなければならない。夢や希望をもって起業したものがシステムや官僚的につくりあげることに心を痛めるかもしれないが、この仕組みを導入しておかなければ今まで築き上げたものがこわれ失敗していくのであるという。このページはめちゃくちゃ大事です。しっかり読み込んでくださいねΣ(・ω・ノ)ノ!

MBA取得者が、分析や構築が得意なこと、やはりこういった能力の高い人はどうしても仕組み作りのところでは必要なんだなーと納得ですΣ(・ω・ノ)ノ!

偉大な企業には夢を描くリーダーと有能な経営者が必要だ。前者は売上を伸ばし、後者は利益を上げる。(本書よりP330)

おおおお・・・本田宗一郎と藤沢武夫の関係だぁぁぁΣ(・ω・ノ)ノ!

フラプチーノの開発、音楽CDの販売、新しいことへの挑戦が会社をさらに発展させていくのです。

NIKEでマーケティングトップも呼びます。ほんと誰といっしょにやるかですね(#^^#)

ブランド・チームビルディング

スターバックスが大きくなるにつれブランディングにも意識が高まります。

絶えず変化しつづけるこの社会において、最も永続性のある協力なブランドは真心から生まれる。(本書よりP339)

大きくなるスターバックスのCEOハワード・シュルツ。それでもチームでレースを勝ち抜いてこそ大事だと訴えます。一人の努力でなくチームでの努力がいつまでも興奮と喜びを分かち合えることを。

死線を越えてチームが一丸となった先に「成功」がある、まさにストーリーである。

あとがき

大きくなることは、いいことだ。失うものはあるかもしれない。しかし、初心が重要だ。なぜ、会社や事業をするのか?だれを幸せにするのか?だれと一緒に仕事をするのか?だれと一緒に目指すのか?本書は起業から組織の拡大、上場そして社会的責任までハワード・シュルツという経営者を通して成功することが描かれている貴重な1冊ですね(#^^#)

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